いつも訪問、ありがとうございます
お盆のこの時期は、お遍路の記事をアップしていきたいと思います
一ヶ寺一ヶ寺、お寺の紹介ではなく、その時に私たちが感じたことや
経験したことなどを書いていきます。
ご興味あれば、ぜひ
2012年秋から2014年春にかけて、
四国八十八ヶ所の札所めぐりをしました。
目的は、主人の「42歳の厄落とし」
その目的も一ヶ寺一ヶ寺まわるごとに少しずつ変わっていきました。
お四国を回って変わった「人生観」
そのひとつひとつの経験が貴重なものとなりました。
そして、今のわたしにつながっています。
少しずつ、お遍路の話を書いていこうと思います。
2013年秋、
初めてのお遍路、区切りうち、
6回目のお遍路旅、スタート。
今回は44番札所から64番札所まで。
88ヶ所お遍路旅の中で、
周ったお寺の数、ナンバーワンの旅。
4日間で、21ヶ寺周りました。
3泊4日の旅の1回目の記事です。
前回までの記事はこちら
2013年11月、
紅葉の季節に区切りうちのお遍路の旅、
スタート。
今回は、「福山」駅まで新幹線で、
そこからレンタカーを借りて
四国へ向けて出発しました。
今回渡る橋は・・・。
しまなみ海道。
本州から四国へ渡る橋は、
3か所あって、
近畿地方寄りから
神戸・鳴門ルート 神戸淡路鳴門自動車道と、
児島・坂出ルート 瀬戸中央道(瀬戸大橋を通る道路)と
尾道・今治ルート 瀬戸内しまなみ海道と
あります。
3本の道路の中でも
一番新しい道路がしまなみ海道です。
お天気も良く、
とても景色のいい道路。
半年ぶりのお遍路。
これから修行に行くことをすっかり忘れ、
ワクワクした気持ちで、
ハンドルを握る私・・・
今回の札所は近いところに点在していて周りやすいというのと、
2泊同じホテルに宿泊できるということで、
札所の番号どおりにお参りをしていません。
当初予定していた順番が天候不順により、
大幅にずれましたが無事に予定通りに
64番までお参りすることができました。
記事は、周った順番に書いていきたいと思いますので、
順番どおりでないことをご理解くださいませ。
福山駅から車で約3時間半・・・。
愛媛県松山市のお寺を周っていきます。
お昼ごはんを軽く済ませ、
53番札所に到着です。
53番札所
園明寺(えんみょうじ)
ご本尊 阿弥陀如来さま
山門。
ここへ来ると、
気持ちが引き締まります。
中門。
ここのお寺には、
四国霊場最古の
「銅板納札」が保存されていることで有名。
52番札所
太山寺(たいさんじ)
ご本尊 十一面観音菩薩さま
少し石段を上り、
その上に仁王門。
古い趣のあるお堂。
国宝に指定されているそうです。
どんどん進んでいきます。
51番札所
石手寺(いしてじ)
ご本尊 薬師如来さま
道後温泉にも近く、
お遍路さん以外の参拝者の方も多く訪れるお寺。
とても広い敷地。
松山市の観光名所のひとつにもなっているようです。
本堂前の五鈷杵。
このオブジェがなんだか、
とても「開かれたお寺」といった
感じがして、お大師さまを近くに感じられる・・・、
とてもありがたい気持ちになりました。
さて、このお寺は
「衛門三郎」ゆかりの古刹と言われています。
「衛門三郎」とは・・・。
お遍路をしたことのある方は、おなじみのお方。
ズバリ、お遍路の元祖といい伝えられる方なのです。
平安初期、伊予を治めていた河野家一族である
衛門三郎は、ある日、屋敷を訪ねてきた
托鉢の僧を追い払おうと、
衛門三郎は僧の鉢を竹ぼうきでたたき壊してしまった。
その僧とは、弘法大師だった。
その翌日から、衛門三郎の8人の子供たちが
次々に死んでしまった。
悲しみのなか、大師へのひどい仕打ちを悔やんだ
衛門三郎は、大師の許しを得るために四国巡礼の旅に出た。
しかし、道中で巡り合うことができないまま、
20回もお遍路を重ねた。
大師の後を追っていては、
巡り合うことができないと考えた衛門三郎は、
21回目でお遍路を逆に周り始めた。
その途中、12番札所、焼山寺の麓で衛門三郎はついに、
力尽きて倒れてしまう。
そこへ現れたのが弘法大師。
許しを請う衛門三郎に、
望みはあるかと大師は尋ねた。
できるなら、来世も河野家に生まれ変わりたいと
申し出た衛門三郎は、
そのまま息をひきとった。
その手の中に、大師は「衛門三郎」と
刻まれた石を握らせた。
翌年、伊予の豪族・河野家に生まれた
男の子の手のひらには、
衛門三郎と刻まれた石が握られていたという。
この石は、安養寺に奉納され、
寺の名が改められた。
それが51番札所の「石手寺」だ。
ーガイドブック参照ー
四国お遍路の逆打ちに特に大きなご利益が
あるとされているのは、この衛門三郎の
お話しからきているそう。
しかも、このお話。
衛門三郎が弘法大師に出会えたのが
「うるう年」だったことから、
うるう年に逆打ちをすると
ご利益が倍になるといわれています。
それに、遍路道の看板は
順打ちでみやすいようになっているため、
反対周りは、看板も見づらいので、
苦労も多いということで、
ご利益が多いといわれています。
一度逆打ちをしてみたいなぁ・・・。
もう、パニックでしょうね、いろいろと・・・笑
あっ、でも今日の行程は
逆打ちですね。
53番札所から46番札所までは、
逆に進んでいきます。
本当に見どころの多いお寺でした。
今日はここまで。
今日も読んでいただきありがとうございます
最後にご朱印です。
51番札所 「石手寺(いしてじ)」
今日もすてきな一日をお過ごしくださいませ