いつも訪問、ありがとうございます
今日は、お遍路の記事です。
一ヶ寺一ヶ寺、お寺の紹介ではなく、その時に私たちが感じたことや
経験したことなどを書いていきます。
ご興味あれば、ぜひ
2012年秋から2014年春にかけて、
四国八十八ヶ所の札所めぐりをしました。
目的は、主人の「42歳の厄落とし」
その目的も一ヶ寺一ヶ寺まわるごとに少しずつ変わっていきました。
お四国を回って変わった「人生観」
そのひとつひとつの経験が貴重なものとなりました。
そして、今のわたしにつながっています。
少しずつ、お遍路の話を書いていこうと思います。
2013年春、
初めてのお遍路、区切りうち、
5回目のお遍路旅、スタート。
今回は33番札所から43番札所まで。
3泊4日の旅の1回目の記事です。
今日は、33番札所から35番札所まで。
前回までの記事はこちら
2013年5月、
新緑の季節に区切りうちのお遍路の旅、
スタート。
今回は、岡山駅まで新幹線で、
そこからレンタカーを借りて
瀬戸中央自動車道(瀬戸大橋)を渡ります。
お天気もよく、ドライブ日和。
ハンドルを握る手も
なんとなく、ワクワク・・・。
これから、修行の道場にどっぷりつかるのに、
なんだか車内は楽しかった。
与島PAで休憩。
絶景。
本当にお遍路に行くのかな~なんて、
なんだか他人事のような感覚でした。
まるで、観光気分。
こういう寄り道も、長いお遍路を満願するのは
大切なのかも・・・という思いにもなります。
「修行」とはいえ、
ほんとうにツライなら、
何回も周ったりしないでしょ。
そして、高松自動車道に入り、
高知自動車道を走ります。
途中休憩を挟みながら、
約3時間。
33番札所にむけて、
車を進めます。
この高知自動車道、
トンネルが多くて、走りにくいのです
山をいくつ超えたんだろう・・・と思うくらいの
山深い道路をひたすら南下します。
右を見ても、左を見ても山、山、山。
新緑の季節なので、とても気持ちがいいのですが、
SAもあまりない、
(たぶん電気が通っていないのでしょう 街灯もないところがある
)
集落もないような本当に山の中を走っていくので、
若干不安になったりします・・・。
それも修行なんだ・・・と思いながらハンドル握っていましたが、
高速降りるまで安心できなかった・・・そんな記憶です。
本当は33番札所に直接行くつもりでしたが、
ナビをみると、高知城が近いことがわかり、
急きょ、高知城に立ち寄り・・・。
お遍路する気あるのか・・・
周辺のコインパーキングに車を止め、
歩きます。
お城なので、高台に。
ひたすら階段を上ります。
石段好きな私は、午前中だからか
ウキウキしながらこの階段を上りました
この時はまだ初日だし、体力ありました
見上げて・・・高知城。
近くまで行きました。
入場は有料です。
時間の関係で、中には入りませんでしたが、
外から見てもとても立派なお城でした。
5月半ばだというのに、汗ばむくらいに暑く、
さすが、四国
といったかんじです。
さぁ、札所へ行きましょう。
せまい道も、ずいぶんと慣れてきました。
33番札所。
雪蹊寺(せっけいじ)
ご本尊 薬師如来さま
こちらのご本尊は、
あの運慶さんとその子湛慶(たんけい)作だそう。
お二人は、雪蹊寺を訪れたときに
ご本尊の薬師さまと脇侍の日光・月光菩薩さま、
毘沙門天と脇侍の吉祥天像と善膩師童子像を彫ったとされています。
この札所は、四国霊場でもめずらしい
「臨済宗」のお寺ですが、
弘法大師さまによって開創された頃は、
真言宗で、「高福寺」と称していましたが、
その後、運慶が訪ねたことで「慶運寺」と改名します。
その後廃寺となり、土佐頌主によって、再興し今に至っているとのことです。
四国霊場のHPより。
ご本尊は、秘仏なので、普段は拝見することができませんが
予約すると拝見させていただけるそうです。
一か月ぶりの読経。
般若心経も気合いが入ります。
愛知県からこんなにも遠いところに来て、
お参りしていることの奇跡。
いろんな思いが詰まって、
あっという間の時間でした
さて、次の札所へ行きます。
の、前に・・・。
地図を見たら、
「桂浜」がある
ということで、
寄り道~
海~
ここが、有名な「桂浜」
桂浜公園の駐車場に車をとめて、
海岸まで歩きます。
「月」の名所としても有名な場所だそう。
坂本龍馬の像もありました。
写真はありませんが・・・。
とっても静かな海・・・。
観光はこれくらいにして、
次の札所へ行きます。
34番札所。
種間寺(たねまじ)
ご本尊 薬師如来さま
ここまでなんとかストレスなく来られましたが・・・。
次の札所は、冷や汗です
道が、「極細っ」
ガイドブックには1キロ、と書いてありますが、
それ以上に長く感じた道のり。
助手席の人でさえ、
前をしっかり見て、対向車がやってこないか
確認しながら進みます。
この写真は、ガードレールがありますが
一部分、ガードレールのないところもあります
ここで、対向車が来たらどうしよー
と思いながら・・・、
ヘンな汗かきながら進むのです。
こういった遍路道、
乗用車だけでなく、
ジャンボタクシーが多く通ります。
10人ぐらいの少人数の団体さんが乗った
マイクロバスが数台続けて通ることもあり、
連続してすれ違うこともあるのです。
それでも、仲間のバスの運転手さんたちは
無線で連絡を取り合っているのか、
一台目とすれ違ったあとは、
後続のバスは待避ゾーンで待っていてくれたりします。
やさしい・・・
一言で「クルマ遍路」といっても、
いろいろなスタイルがあります。
マイカーでお遍路する人、
レンタカーで周る人、
タクシーを利用する人、
仲間数人で乗り合わせて周るジャンボタクシーを利用する人、
あと、バイクの人もいます。
みんな同じ道を通っているんですね。
ゆずり合いの心・・・。
こういった「極細道路」を通ることで、
気づかされることもあります。
運転手はそれどころじゃない、冷や汗ですが・・・
なんとか、到着です・・・
35番札所。
清瀧寺(きよたきじ)
ご本尊 薬師如来さま
写真はありませんが、
山門から本堂まで、長い急な石段が続きます。
クルマで上って、さらに階段を上る・・・。
どれだけ上るんだろう・・・。
お寺が山の中にある・・・ということも
よーくわかった、修行の道場。
石段まつりは続きます。
それでも、ここまで上がって来られた感動はひとしおで、
感慨深いものがこみ上げてきます。
もう、感謝しかないのです・・・。
こんな私たちでも、ここまで来られる・・・。
見えない何かの後押しがあるのかなぁと
思うぐらい、とてもありがたい思いです
「同行二人」ですね。
この日の札所はここで終了。
朝、新幹線に乗って、
高知まで来て、高知城にも立ち寄り、
月の名所の桂浜で海を見て、
札所でお参り。
とてもとても充実した一日でした。
この日、泊まったホテルは、
「ヴィラ・サントリーニ」
エーゲ海のリゾートをイメージしたホテル。
洞窟のようなお部屋がとても個性的で、
リゾート気分を味わうことができました。
さぁ、また次の日からお遍路です。
今日の記事はここまでです。
読んでいただきありがとうございます
最後にご朱印です。
33番札所 「雪蹊寺(せっけいじ)」
34番札所 「種間寺(たねまじ)」
35番札所 「清瀧寺(きよたきじ)」
今日もすてきな一日をお過ごしくださいませ