The Star Show(20)  (完) | りんこのブログ

りんこのブログ

好きなことを、好きなだけ、
好きな時に書いてます。

見てよかった。

The Star Show。


今回で、最後です。



ディープトーク。

ここからは、しばらく画像のみで。

私の感想は最後にします。



一番辛かった瞬間を聞かれました。
20これから




















































楽しくダンスを披露してくれたコーナーから一変。

シリアスなトークが始まり、一気にここまで見て、

私の中で感じていた何かがやっと晴れる気がしました。



武道館で行なったのは、2nd LIVE TOUR 2007 Five in the Black。

このライブに行けなかったことをとても後悔したという話は、

以前にもブログで書きました。


1stよりも格段にいいと。

すべての点において、努力と成長が見られ、

MCも日本語でこなし、冗談も言えるようになり、

堅かった表情も和らいで、

見ていてとても感動的でした。


途中のアカペラ披露して、ハートを鷲づかみにされてしまうところ。

すばらしかったです。


最後の曲、PROUDで、

みっきぃが自分のパートで泣いてしまって、どうしようもなかったところも、

それにつられてシアも涙で詰まって歌えなくなったところも、

泣かないと決めていたユノでさえ、涙を目に溜めていたことも、

泣きたいところを頑張って歌ったチェガンも、

そして、誰より最後の曲を完璧に歌いきったヨンウンも、

5人みんなが、このときに同じ気持ちを感じていたのは

見ていれば気付きます。伝わってきます。



だけど、

それまでの表向きの顔はいつも、

「頑張ります」

と前向きなことしか言ってなかった。


だから、ここで語ったほどの

不安や挫折感を感じながら迎えた武道館であったのかと思うと、

一気に涙が溢れてきます。

5人とも、本当に頑張ってくれてよかった。

途中であきらめて、日本を去らなくてよかった。



韓流ブームに乗って、韓流グループとして出てきていたら、

もっとラクにいられたかもしれないけれど、

一時のブームにするには惜しいから、

意図的に日本の歌手グループとしてデビューしたという話も

どこかで見聞きしました。


私は、それが彼らの意志からだと思っていました。

この番組をみると、必ずしも彼らが望んでのことではなかったようにも

受け取れます。



たまに日本に来て、ちょこっと日本語しゃべってキャーキャー言われて、

かっこいいパフォーマンスをするというスタイルだったら、

こんなに好きになってなかったかもしれません。



曲だけを聴き比べると、

特に最初の頃は、

とうほうしんきより、トンバンシンギのほうが

アーティスティックで、パワフルで、ずっといいなと思っていました。


同じグループが歌っているのに、言語が違うだけでこんなに歌唱力に影響するものかと。

ヘタというのじゃなくて、

少し不安定な「危うさ」みたいなものを感じていました。

(その時は、日本向けに発声も歌唱法も変えていたことを知らなかったので。)

だけど、それは母国と日本とのポジションの差だったり、

彼らの気持ちの揺らぎだったり、

本来の彼らの姿ではなく、

日本という市場で受け入れられる形に変えたということであったり。

そいういう様々なことが作用して、

歌にも表れてしまっていたのではないかと。

この番組を見た後でそんなふうにも感じました。



飛行機の中で、意識的にスイッチを切り替えて

コトバも、表情も、眼差しさえも、「日本」向けの「とうほうしんき」になって

韓国での扱いと全然ちがう状況に耐えながら、頑張ってくれていた時期。


母国では10代のうちに成功した彼らが、

カラスと会話したり、スリッパを耳に当てて電波を探すなんていう

精神状態になりながら、

本当なら味わわなくていい「2度め新人時代」で挫折を繰り返しながら、

日本での活動に疑問を持ちながらも、2年間を乗り越えてくれたこと。

その結果が、Five in the Blackそのものなのではないか。



私は、たった1時間のこのThe Star Showという番組を見て、

こんなネタばれの記事を20回以上にも分けてUPしてきたのは、

Five in the Blackが

どうしてこんなにも私の心を惹きつけたのか、

ずっとわからなかったその理由が、

やっとわかった気がしたからなんです。



この番組の最後のディープトークを、

ヨンウン、ユノ、シアがきちんと語ったというところにも

大きな意味があると思いました。


東方神起としての運命を背負うことになったこと。

それが、彼らの試練の始まりだったんですね。


選ばれたことは嬉しかったけれども、まだ幼さの残る彼らにとっては

手放しで喜べない状況もあったことも告白しています。


健康上の理由等で5人揃って参加できなかったイベントや

TV収録や、ステージがいくつかありました。


早い時期に、長い期間

いくつかの舞台に穴を空けざるを得なかったヨンウン。

一緒にはまだ踊れないけど、やっと他の4人に混ざって

舞台に出て来れるところまで回復したときに

韓タメで見た彼は、少し暗い顔をしていたことを思い出します。


シアは、長い練習生活に耐えながら、やっとデビューしたのに、

日本では思い通りにならないことに、やはりいつも前向きというわけにも

いかなかったようです。


ユノもリーダーとしての苦悩があったはず。


みっきぃも、チェガンも

本当なら無縁であるはずの苦労を

異国の地で耐えていたんですね。



そういう時代を

お互いを支えあって、成長してきたこの5人を

ファンとして本当に誇らしく思います。



そして、今年、自信に満ち溢れた「T」のステージを見て

また、ひと回り大きくなったことを感じずにはいられません。

私は名古屋でこのステージを見ましたが、

初めて見る生のステージだったのに、

「T」のステージが終わったときに、

Five in the BlackをDVDで見たときとはちがう、

吹っ切れたものを感じました。





そして、番組の最後は、こんなふうに締めくくられました。
20最後
















a-nationもあと2公演を残すのみとなり、

4集の内容もいろんなところで情報が流れるようになってきました。


私たち日本のファンにとっては、

メインの活動が日本でなくなるのは、本当にさびしいことですが、

もともとは韓国のアーティストなのであり、

ルーツを大切にする意味でも、

母国に残してきた家族やファンのためにも

戻ってしまうのは、当然といえば当然のことなのです。

(私自身が自分にそう言い聞かせています)


そして、

どこで活動しようとも、

彼らが「東方神起」であることに変わりはないわけで、

次に姿を見せてくれるときには、

今よりもっとパワーアップしていることは

間違いないと信じます。



彼らが日本に来やすいように、また、

日本に行かなくては。

日本に行きたい!

と思ってくれるように、

私たちファンが出来ることといえば、

変わらずアツイ応援をし続けることであり、

また、来てくれたときには、

彼らの精一杯のパフォーマンスに対して、

こちらも精一杯の声援で賛辞を呈することだと思います。



こんな、長い記事を最後まで読んでくださって、

ありがとうございます。


言いたいことが、ちゃんと表現できているかどうか、

自信はありませんが、

これを読んだら、

もう一度、Five in the Blackを鑑賞してみてください。

きっと、今まで以上に感動すると思います。


まだまだ、東方神起の挑戦は続いています。

いつも、感謝の気持ちを忘れず、

練習にも手を抜かない彼らのことを、

これからもずっと、温かく見守って行きましょう。



― 完 ―