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私の音大付属高校受験期~その①~はこちらから
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私の音大付属高校受験期~その③~はこちらから
現役時代、国立音大の声楽科を落ちた私。
どのくらい練習していなかったのかというと、
レッスン以外で歌う事はまず無い
レベル。
普通音大受験しようという人はちゃんと練習します。
レッスンで宿題が出るんですけど、レッスンのその場で譜読みをしてました。
歌の旋律は単音ですし、絶対音感を持っているので初見に関しては特に困りませんでした。
高校時代、レッスンではイタリア歌曲を歌っていましたが、イタリア語の歌詞はほとんどがローマ字読みなので
歌詞に関しても初見でなんとかなる。
でも、「初見で歌える」からといって、それが「ちゃんと歌えてる」という事にはなりません。
練習していないのだから発声もくそもない。
なかなか信じてもらえませんが、当時は二点ソが出ませんでした・・・
二点ソなんて普通に出てくる音の高さです。
それがどうやっても出ない。
無理やり出そうとしても割れる。
当たり前ですよね。
練習してないから「歌う為の筋力」も全くついてない状態なんです。
週1回レッスンの時だけ歌ってて音大に入れるほど甘くはない。
高2の時に何を血迷ったか、合唱部に入りました。
合唱部はNコンにも出ていたので、それなりに「ちゃんとした部活」でした。
コンクール前には合宿もあって。
練習が厳しかったので半年くらいで辞めちゃったんですよね・・・
ほんっとに根性が無かった。
にゃんにゃんの方がよっぽど根性ある。
で、練習を一切しないで音大に受かるほど音大受験は簡単な事ではないので当然落ちました。
国立音大の声楽科も落ちたし、芸大も1次で即落ちました。(そんなんでよく芸大受験したなと今では猛烈に恥ずかしい過去です(笑))
同期で国立音大声楽科を受験したのは私を入れて5人くらいいたかな??
その中でその年に受かったのが1人だけだった気がします。
もれなく浪人生活を送る事になったワケなんですが、その時に師事していた先生を変わる事になりました。
声楽も、ピアノも、ソルフェージュも全部です。
今考えると本当に申し訳ない事をしたと先生方には土下座レベルなんですが、
破門されました。
浪人をさせてもらうのに
「バイトをして生活費を月に3万円家に入れる事」
という条件を付けられました。
午後までバイトして、その後レッスンに行く、という生活をしていました。
その浪人生活1年間も全く練習しませんでした。
当時住んでいた家は集合住宅だったので騒音問題もあり家で練習すると苦情がきました。
ピアノは中学生の頃にサイレント機能がつけられるピアノに買い替えてくれたので、それで練習出来ましたが、
歌は練習出来ず。
まぁ家で練習出来ないなら練習室を借りるとか、カラオケボックスで練習するとか、外で練習するとか、
本当にやる気があれば何だって出来るハズなんですけどね・・・
一応、予備校にも通ってました。
今思うと両親はどれだけ経済的にサポートしてくれていたのだろうと思いますが、当時は全くそんな事も考えず。
翌年は国立音大よりも東京音大の方が自宅から近いという事もあり、
受験校を東京音大に変更しました。
国立音大と東京音大って全然雰囲気が違うんですよ~
なんていうか、東京音大の方が真面目な人が多いというか。
国立音大って広大なキャンパスで割と東京の端っこにあるから、みんな大らかな人が多い印象。
東京音大は池袋にキャンパスがあったので(今は中目黒に移転しましたが)キャンパスがめっちゃくちゃ狭いし小さいし、ボロかった(笑)
国立音大は学生でも車で通学可なんですよね。
ちゃんと駐車場もある。
東京音大はそんなの無い(笑)
教授のジャガーだの、ベンツだのを停める駐車場で埋まる。
お手伝いさんがいらっしゃるのです。。。
他にも国立音大には立派なパイプオルガンがある講堂があったけど、東京音大には立派なホールは当時ありませんでした。(私が卒業する前に建て替えになって多少綺麗なホールが出来ましたが)
カリキュラムも、「校風」が出ますよね。
東京音大についてはまたのちのち書くとして。
1浪後の音大受験でもまた失敗しました。
東京音大の声楽科を落ちてます。
正確には、「補欠合格者」の所に受験番号が記載してあったそうなんですけど、そこを全く見てなくて。
「どうしよう・・・2浪だ・・・」って顔面蒼白になりました。
1浪時に受験したのは東京音大声楽科のみ。
教育科を併願しませんでした。(なんて無謀な)
東京音大の夏期講習に行った際に副科ピアノでお世話になった先生がレッスンで演奏を聴いてくださった際に
「声楽科じゃなくてピアノ科でもいけるんじゃない?声楽科とピアノ科併願すれば?」
と言ってくださったんですけど、そもそもそんな事出来るの!?って思いながら、覚悟が無くて声楽科1本にしました。
(ピアノ科受験するのに練習するのが嫌だったという・・・)
で、合格者の受験番号の欄に自分の番号がない。
頭真っ白になって家に帰って高校の担任に電話をすると、
「洗足で2次募集やってるわよ。それを受験してみたら??」
と言われ、すぐに出願したのを覚えてます。
洗足はこれまた立派な校舎で、当時の東京音大とはくらべものにならないくらい綺麗だった(笑)
2次募集だから私みたいに第一志望がダメだった人がくるんだろうなと呑気に構えていたら
みんな、めっちゃ上手かった!!
芸大1本で浪人してますっていう人も結構いて。
(芸大目指してるくらいだから当然めっちゃ練習してるしね。)
入試の時は、え・・・どうしよう・・・って思いました。
東京音大の時は緊張のあまり高音が割れに割れてどうしょもなかったんですけど、今回ばかりはもう後がない!!ってことで必死でしたね(練習は相変わらずしてないけど)
無事に合格をもらった時は本当に心底安心しました。
母がすぐに入学の手続きをしてくれて、これでようやく大学生になれる~と思ったのも束の間。
1本の電話で、私の人生180度変わりました(笑)
続きます。
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日時:毎月第1・3火曜日の10:00~13:00
*練習日が祝日の場合は変更になる事もありますので、その月の練習日はお問合せください。
【2020年2月の練習日】
・2月 4日(火)10:00~13:00
・2月18日(火)10:00~13:00
【2020年3月の練習日】
・3月 3日(火)10:00~13:00
・3月17日(火)10:00~13:00
場所:富里市日吉台
*京成成田駅より徒歩15分
参加費:無料(入団後の月団員費は4000円)
合唱団見学希望の方は下記のフォームよりお申込みください。
見学希望申込みフォーム:
https://www.yoriko-soprano.com/合唱団見学希望お問い合わせ/
合唱団ホームページ:
https://www.yoriko-soprano.com/
実際のレッスンをご見学頂けます。
見学後の入団の強制はありません。
入団の有無は自由です。