『冒険に出よう』 安藤美冬 | ミューズのblog

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昨日、エリエスさん主催のセミナーに参加してきまして、その時のゲストの一人が

この安藤美冬さんでした。

会場に着くとご本人がいらっしゃり、サインをいただけるとの事でしたので

即購入。

このセミナーに申し込む時に少し調べただけで、どういう人なのかは全くわからず

購入し、お話もお伺いしました。

女性で本の装丁もかわいい感じだったので、かわいらしいタイプの人なのかなと

勝手に思い込んでいたのですが、実際は少し違い、印象はかなりクレバーで

戦略的、聡明さと力強さが同居している人に感じました。

簡単なプロフィールはご自身のサイトに→こちら

集英社で社長賞を取り、メディアに強いのでTVなどに出演し、露出されて有名に

なったのかとおもいきやお話を聞き、本を読むとそうでもない。

幼少期は少し暗めの文学少女。高校の時に魚迅の『故郷』に影響を受けたのが

かなり大きく大学までは様々な国を旅するバックパッカー。

就職浪人をし、集英社に入社するも最初はダメ社員。でもそこから小さなブレイクスルー

を経て(鬱と診断され半年間休職しているのも驚き!)仕事との向き合い方が変わり、

様々なメンターの影響もあり今年独立。

とまあ、今の立ち位置からは想像できないプロフィール(笑)

サブタイトルが『未熟でも未完成でも今の自分で突き進む』。

兎に角行動し、目の前のチャンスを逃さずやってみる。

あきらめずに努力してれば思い描く場所にたどり着けると言います。

ご本人はペン1本からでもいいから意識的に変えてみる事の大切さを説きます。

本の冒頭に様々な著名人からの言葉があるようにこの人を応援してしまう。

そう思わせてしまう魅力を戦略的に作っているからこそ強いんだと思います。

人に会った時の態度・対応や印象付ける為のやり方は本に細かく書かれています。

直面する問題から逃げない事。今目の前にある世界だけが全てではない事。

アクシデントは成長する機会と捉えること。などは頭ではわかっていてもなかなか

実際の場面で実行できない事ですが、これは一般的な自己啓発書にも書かれていること。

この人の魅力はここではない。

一流大学に入り、一流企業に努め、そこで賞を取り、一見成功者のようだが

本当に自分にしかできない仕事がしたいとそこから一歩踏み出し、実際に行動し、

本当の自分の仕事をしているところ。

99・9%の人ができない事をやってしまえるからこそ出てくる圧倒的な魅力。

人は自分にないものに惹かれるというのがよくわかりました。

しかし、何と言っても私が印象に残るのは、会社を退社するまでの約2年で3000人に

会った事。これはSNSで活躍されている星野有香さんにかなり近い。

両者共『人』を大切にしている。

星野さんは『金もうけより人もうけ』、安藤さんは『人たらし』。表現は違えど

お金・仕事・情報・チャンス・・・どれも人を介してしか生まれない。

だからいろんな人に会い、印象付け、覚えてもらい、一緒に仕事がしたいと思わせる

為の努力は惜しまない。

私も最近人の大切さを痛感していて、星野さんに影響を受け、人に会うように

なったのですが、安藤さんにも会い来年はさらにその速度を上げていこうと

思いました。

自分自身でルールを決め、目標を立て、それに向かって行動していく。

その先には素晴らしい未来が待っていると信じている。

来年のもう一つの目標、『明るく』。ポジティブに。

その両方を持っているこの人が輝いていないわけがない。

因みにこの本のターゲットはU25。。。

一回り違いますが。。。まあそれは忘れて、いくつになって読んでも

熱い感情がこみ上げてくる本でした!