腰痛による労災増 介護の抱き上げは機器活用を

 

 厚労省は18日、介護や医療従事者の間で、腰痛による労働災害が増えているこ

とから福祉や医療施設で、介助する相手を人の力だけで抱き上げないようにする

など「職場における腰痛予防対策指針」を19年ぶりに改訂しました。

 


 新たな指針としては、人力による抱え上げ「お姫様抱っこ」を原則行わないよう注

意を促し、リフト機器などの積極使用を求める事や、人力で行う場合は2人以上で

適切な体制で作業することを奨励しています。

 


 本指針には強制力はありませんが、厚労省では指針をもとに講習会などを行う

ことで腰痛予防策を広め、労災防止に取り組むべきと話しています。