2010年の一曲目は、何といっても交響曲の中の交響曲で参りましょう。
毎年年末になるとあちらこちらで演奏され、日本人にとっては第9を聴けば「ああ、年の瀬か」と思うのですが、正直kizum君にしてみれば??です。
なんで年末?
なんで市民参加型?
敢えて今年は第9を避けて年末を過ごしてみました。テレビからもラジオからも、安っぽいアレンジや替え歌の第9が流れてきます。ほんと頭に来ます。
近所のホールでは市民参加型の第9がありました。朝っぱらから喚き散らすだけの歌なのか悲鳴なのかを聞かされ、ムカッ腹立つ思いでした。
市民参加型が定着したのは、この曲の第四楽章の歌詞が、その理念とピッタリだから などと言う人がおられます。ホントにそうなのかなあ?
という訳でシラーのAn die Freudeを読み直してみた。

なんと力強い言葉で、神への回帰へと人々を導く詩か!

抱きしめられなさい、何百万の人々よ!
このキスを全世界に!
兄弟たちよ、星の輝く天幕の彼方に
愛に満ちた父がいるに違いない

こう人々に語り、愛に満ちた父=神への絶えぬ賞賛と信仰告白が続きます。

これが何故年の瀬の定番になるのか?

さっぱり理解が出来ません。
第9=年の瀬のコンサート で人が簡単に集まる仕組みがあるから、昨年のN響&マズアみたいなくだらない演奏が巷に溢れてしまうんだろうなあ、と非常に悲しい思いが致します。
kizum君はこの人類讃歌、神への賛美は一年の幕開けである新年にこそ相応しいと信じて止みません。第9についてはまだまだ書きたい事がいっぱいあるので、また改めて書きます。

kizumの推薦盤CD
1942年フルトヴェングラー&BPOのとてつもない演奏が、この曲の本質を見事に表していると信じております。フリッチャイ&BPOも素晴らしい。やや幼稚ではあるがカラヤン&BPO1962年もいい演奏です。
でもkizum君は皆様に是非、コンヴィチュニー&ライプツィヒ・ゲヴァントハウス管の演奏をお聴き頂きたい。重厚なドイツの響きがややもすると上滑りしそうなこの曲をズッシリと支え、一つ一つの音に込められた作曲家の思いを代弁するかのようです。
今はもう聴かれなくなった本場モノの響きをご堪能あれ!
新年明けましておめでとうございます。
昨年は沢山の皆様に巡り会う事が出来ました。本当に素晴らしい経験でした。
本年も亀更新ながらもボチボチがんばりますので、何卒よろしくお願い致します。
久々の更新!しかも年末。
皆様、今年一年、というかブログ始めて2ヶ月ですが、本当にありがとうございました。
ペタもコメントも、こんな何もないブログには似つかわしくないほど戴いたと思い、感謝感激です。
沢山の皆様の所に伺い、ペタ&コメさせていただきました。レス下さった皆様、ありがとうございました。

kizum君にとって今年は変動の年でした。
会社に入って初めての転勤を経験し、生活スタイルも激変しました。
新しい職場の仲間に恵まれ、楽しく毎日を過ごせたのは本当に幸せでした。

皆様の今年はどうだったでしょうか?

お辛い事も悲しい事も、しんどい事もあったかもしれません。

うれしい事、楽しい事、たまらなくラッキーだった事もあったかも。

いろんな人のいろんな2009年、もうすぐ終わります。

ありがとうございました 皆様。
ありがとうございました 皆様。

感謝して今年を終わりたいと思います。