『☆エフェクターフェア第106弾！☆“Klone”オーバードライブ『ARCHER』を試奏しました！』

Presentz

MHFNEWS

久々の試奏レポ

エフェクターフェア第106弾ではかの有名なオーバードライブペダル"Klon Centaur"のサウンドを模した『ARCHER』が題材です。

Centaurの後継機種、Klon KTR の設計を行ったのは Klon のビルダー、Bill Finneganですが、当初の製作は Rockett Pedals というメーカーが行っていました。

その Rockett Pedals を保有する J. Rockett Audio Designs（JRAD）名義で作られたオーバードライブが、コチラなのです。

今では数10万円もする伝説のオーダードライブの「正当後継機種」設計に携わったメーカーが新たに生産したモデルですから、勝手に「本家に一番近いんじゃねーか？」とか、思ったりしています。

早速、試奏レヴューをどうぞ。

ギター：Gibson レスポールクラシック・プレミアム+
アンプ：マーシャル　JCM2000
ケーブル：ベルデン 8412
ＡＣアダプター：■非メッキ■ 超高音質 ACアダプター / 50mA

J. Rockett Audio Designs(JRAD)
ARCHER
ケンタウロス系オーバードライブ

御注文はココをクリック！

感想を一言で言い表すならば、「良くも悪くも"ブースターペダルである"」という事。
こちら単体の歪みも勿論悪くは無かったのですが、ちょっと物足りないというか。
オーバードライブですから、メチャクチャ歪むような物ではないですし、正直これくらいの価格帯なら、他でもっと良い選択肢がある様な気がします。
悪くはなかったですけどね。

けどやはり、進化を発揮するのはブースターとして使った時です。

アンプで歪みを作り、『ARCHER』のスイッチをONにした瞬間、今までに無いような衝撃が走りました。
良いエフェクター全部に言えるありきたりな事ですが、簡単にハウリングが起こってしまいそうなほどメチャクチャ歪んでいるのに、失われないコード感。
全弦を鳴らしても1音1音がはっきりと聞き取れます。

大まかな設定を"OUTPUT"ツマミと"GAIN"ツマミで決めた後、"TREBLE"ツマミを回して最終的に歪みのキャラクターを自分好みに設定出来ます。

ホント音量が上がるだけのクリーンブーストから、下手したらへヴィ系の音楽でも使えてしまうのではないか？と言うくらいの重厚な歪みまで幅広いサウンドを奏でる事ができます。
これは、かなりオススメしたい1台です。
上質で、扱いやすいペダルです。

ただここまで良い音がしたのは、"非メッキACアダプター"を使っていたからと言うのも、多少は有るのかな？とも思います。
本来なら、普通のアダプターも使って弾き比べるべきでしたが生憎持ち合わせがなく...。