メガロード進宙祭(その1) | 『マクロス ザ・ミュージカルチャー』稽古場ブログ 

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 マクロス ザ・ミュージカルチャー稽古場より舞台裏のあれこれをお贈りします。

9月2日。


マクロスシリーズのファンクラブM魂主催で


「第1次長距離移民船団メガロード進宙祭」


という、イベントが行われました。




サプライズゲストで、ミュージカルチャーからは、


吉井香奈恵さん、神田沙也加さん、片木ゆきさんの


3名が出演。




吉井香奈恵さんは、そこで歌を披露。


曲は「ダイアモンド クレバス」




マクロスFの名曲です。


テレビ版では、ミシェルとクランの別れのシーンで


シェリル・ノームが歌っていたあの曲。


曲に、ファンのいろんな想いが乗っています。


ましてや、目の前にいるのは、マクロスを


30年間愛し続けていたファンの方々。




正直ね、私、この曲を歌うと聞いたときは心配しました。


受け入れてもらえるだろうか、と。




でも、その歌を歌う意味を一番理解していたのは


他でもない本人です。


正直ね、本当に怖かったと思うんです。


二日前に、パンフレットの取材で会う機会がありました。


本人、率直に不安を口にしていました。




でも。


その時に対談相手だった、


マクロスFランカ・リー役中島愛さんが


自分の体験談を話してくれました。


25周年ライブで新シリーズのヒロインとして


ファンの前に立ったときのこと。


リン・ミンメイの歌を歌うのに


ファンの方々が賛成しないかもしれない。


シェリル・ノームの歌を50/50で歌う時も


(これもダイアモンド クレバスですな)


シェリルやMay’nちゃんのファンはどう思うだろうか。


そんなことを考えたこと。




ちょっとね、聞いてるこっちがビックリしちゃいました。


中島さんのことはオーディションの頃から知ってはいますが、


そこまで背負い込んでいたのかと。


「その上で自分は、他のファンの方々と同じように


好きという気持ちを素直に込めて歌った」という話を聞いたとき


吉井さんが「勇気をもらった」と話していたのが印象的でした。




当日。




緊張したでしょう。


怖かったでしょう。


でも、歌い上げました。




私も席の後ろで聴いていました。


歌い終わって、アウトロ。


息を詰めて待ちました。


ほんの数秒。


でも長かったです。




そして


…拍手が鳴りました。


大きな拍手でした。


ステージで彼女がニッコリと微笑むのが見えました。




名曲ですから、いろいろなご意見があるとは思います。


でも、これから稽古を重ね、


キャスト陣はより良いものを見せてくれるはずです。


皆様、ぜひ、東京ドームシティホールへいらしてください。