フライブルク・バロック・オーケストラ | めじの音楽日記

めじの音楽日記

クラシック音楽のコンサートの感想などを綴っています。

筆者はクラシック愛好歴40年、年間数十回はコンサートを聴いています。

今日は、オペラシティー・ホールで、
フライブルク・バロック・オーケストラを聴きました。

【出演】
ゴットフリード・フォン・デア・ゴルツ(音楽監督/ヴァイオリン)
フライブルク・バロック・オーケストラ


【曲目】
すべて J.S.バッハ:
管弦楽組曲第3番 ニ長調 BWV1068
管弦楽組曲第2番 ロ短調 BWV1067
**休憩**
管弦楽組曲第1番 ハ長調 BWV1066
管弦楽組曲第4番 ニ長調 BWV1069
**アンコール**
復活祭オラトリオ BWV249より 第1曲「シンフォニア」


いやぁ、素晴らしいバッハの演奏でした。

大満足です!!!


この団体、CDで聴いていて、
その表現力の凄さを感じていたので、
初来日のチケット・・迷わずに買いました。

1987年に発足した、新しい自主運営の団体ということ
ですが、何よりも素晴らしいのは、演奏者一人一人の
自発性。。


全員が、からだを揺すったり、お互いをアイコンタクトしたり・・・
そして、笑顔・・・また笑顔。。

こんなに、演奏中にニコニコしている団体も珍しいです(笑)。


今日は、指揮者を置くのではなく、
コンマスのゴルツ氏がリーダーを務めていましたが、

彼がみんなに送る目線が、音楽を素敵に束ねていきます。


フルートの入る2番が、各楽器独りずつの6名だったのを
除き、あとの3曲は、約20名での演奏でしたが、

室内管弦楽団という名前からは凡そ想像できない
ダイナミックな音楽が作られていきました。


古楽器の演奏では、最近のトレンドだと思いますが、
極めて生き生きとした表情付けです・・

そして、時々ふっと息を抜く、そのお洒落なこと。。。


こういうバッハ、とても好きです!


クラシックの演奏会では、あまり体を揺すったりすると、
周囲の「真面目に」聴いている方々に申し訳ないのですが、

今日は、思わず、体が動いてしまう衝動を抑えられませんでした。

それほど、愉悦に満ちた音楽だったのです。


有名な2番では、前述のように6名という
室内楽的な編成での演奏でしたが、フルートさんの上手いことったら。。。


繰り返しでは、かなり装飾をつけていましたが、
それが見事にキマッていて、ゾクゾク。。。

美しかったです。


東京都内での演奏会は、今日だけだったようですが、
明日は静岡、土曜日は三鷹で演奏されますので、

思わず身を乗り出すようなバッハ!!・・に
興味のある方は、是非、行かれてみてください。

後悔はしませんよ。。

では、また。