前評判で、映像が美しい、光の使い方が絶妙という噂だったので、
単純に美しい映像を見ようと思って軽い気持ちで出かけました。
かなり広い劇場がほぼ満席、若い方々がほとんどで、
その合間に僕らみたいな中年夫婦がポツリポツリと埋まっているって感じで
満員御礼の映画館でした。
そしたら、映像だけじゃないやんか、何と、何と、何と、
感動して感動して、落涙して、、、もの凄い衝撃を全身に受けました。
凄い。素晴らしい。
いったい何、この、ストーリー展開の巧みさと感性、映像の美しさ、
初めて知る世界じゃないですか。
こんな才能が日本に花開くなんて、めっちゃ嬉しいし、感動です。
このストーリーは正統派だけど、終盤の流れは、凡人には作れません。
普通のプロにも作れません。いったいどういう感性を持っていたら、
こんなんが作れるんだろうって、、、、いやはや、観てよかった。
観ているうちにアニメであることを忘れてしまっていて、
しかも奔流のストーリー仕立てでこういった攻め込み方をするのかと、
脱帽ですよ、この作品には。
声優の力というものを、人生で初めて感じた作品でもありました。
光と色の芸術、実写を凌ぐリアルな表現技術、声優の迫真の技術、
RADWIMPSの音楽が見事にマッチしてストーリーに溶け込んで、
ラストは息を飲む展開で、大きな劇場を満席で埋めた観客を、
シーンと押し黙らせてしまいました。
映画界の新星ですね、新海 誠 監督。
次の作品が楽しみでなりません。
先日観た、シン・ゴジラの不甲斐なさに半ば怒りを感じて帰ってきただけに、
今日のビールは最高であります‼︎