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music K channel

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高橋みなみ 卒業

この人は凄い。

お疲れさまでした。

秋元さんの発想も、もの凄いけど、

その発想の上で凄い娘たちが出てきて、

大きな大きな渦を芸能界に作るなんて、

感動的だった。



ヒミズ

2011年
原作 古谷実
監督・脚本 園 子温

染谷翔太
二階堂ふみ

震災後すぐに現地で撮影された映画。




もの凄い衝撃を受けて、息が止まりそうな閉塞感と、
息をしようとしてできなくて、もがき苦しむような感覚を味わった。


主人公に息子が投影されてしまって、
それが何故なのかを突き詰めるために観た。



主人公の望みは「一生普通に暮らすこと」、
大きな幸福もなく、大きな禍いもない、
そんな人生で大満足だという。

そこだった。
息子も「普通」の青春を送ることが出来なかった。


息子が感じたであろう閉塞感、絶望感、だけど何とか
這い上がりたいという未来への希望、
普通に友人らと同じように青春を過ごしたかった、
だけどそれが出来なかったという絶望感、
共通点はそこだった。


それが出来ない子どもたちが、大人たちがたくさんいる。


あの子が何に苦しみ、何を求めていたのか。
分かったような気がする。
とはいえ、あの7年間でどうすべきだったのか、
その答えはわからないままだ。
ベストだったのかも知れないし、
本当は、ちゃんとした答えがあったのを、
僕は見つけられなかったのかもしれない。


「疎まれても構ってやることは大事だ」ということを知った。
父を殺してしまった彼が狂ったように泣き叫ぶ悲鳴、
どんなくそ親であろうが、やはり親なのだ。


僕は、息子が何をやろうと、責任を取るだろう。
口では「お前は死ねばいいんだ」と言いながらも、
心の中では自然に何とか理解してやろうとしてしまう。


この映画のようなフィクションではなく、
僕は実際に、息子に「死ね」と言ったことが何度かある。
荒れ狂って親をなぐり家を穴ぼこにした時のことだ。
何度もあった。


その度に息子は「絶対に死なん」と僕に返事を返した。
冷静になったときにその言葉を思い出して、
「この子にはまだ希望が持てるかも知れない」と小さな希望を感じた。




いま、少年Aの親の手記を読んでみる必要性を感じた。
きっと、少年Aがなぜ手記を書いたのか見えてくるような気がする。

読んでみたい。
何かが分かるような気がする。



完結編、観てしまいました。
観る予定はなかったのですが、テレビでたまたま第1作を観てしまいまして、
結局、いても立ってもおられず、映画館に足が向いてしまいました。

エンタテインメントとして良くできたストーリーだし、映画の出来も良くて、
十分に楽しめました。

BUMP OF CHICKENの主題歌「コロニー」が洋楽に聞こえてしまった。
さすが、バンプ、いい曲つくるよなあ。
第1作の「Hello,world!」に次いで見事でありました。

ちなみに、山崎貴監督はバンプの大ファンです。
素晴らしい監督です。
SFXエンジニアでもあり、異色の個性が作品に投影されます。

「ALWAYS三丁目の夕日」三部作はぜんぶ観ました。
「永遠の0」はまさに圧巻でありました。

これからがますます楽しみな山崎監督です。




インディーズ作品から傑作が出ましたね。
作品であり、エンタメでもある、まさに映画の神髄を極めた映画でした。

ビッグバンドジャズの聴き方が大きく変わりました。
ドラムやっている人は、きっと人生観が変わるのでは?

舞台の音楽院はどこなんでしょう。
シティーカレッジなのか、マンハッタン音楽院なのか、原作を読んでみないと分かりませんね。
バークリーではないみたいです。


たくさんの批評記事がネット上にありましたが、それだけ注目を浴びた作品ということでしょう。
個人的には、宇野維正氏の論評が気に入りました。
氏の論評のなかから言い得て妙の箇所を抜粋・引用いたします。


本作が描いているのは、「圧倒的な努力の積み重ね」によって天才の領域に達することができると信じていた若き日の自分の愚かさへの悔恨であり、そんな自分の努力を裏切った音楽の世界に対する愛憎だ。その愛憎の「憎」の部分に過敏に反応したのが、本作のテーマを語る上でいわば道具として利用されたかたちとなったジャズの関係者たちだったと言えるのではないだろうか。そして、きっとプロのジャズミュージシャンたちの多くは、本作の主人公≒デイミアン・チャゼルが乗り越えられなかった努力と才能をめぐる堂々巡りの最初の壁を、容易くとまでは言わないまでも運命的に乗り越えてきたからこそ、現在プロとして生活ができているのだろう(興味深いことに本作は、自分の知る限り、海外でも日本でもジャズ以外のジャンルの多くのミュージシャンからは絶賛されている)。





昨年、見逃していた傑作をGyaoで観ました。
ディーン・R・クーンツの人気シリーズ作品を映画化したものです。

ハムナプトラシリーズの監督に、アバターのVFXチームときたら、
そらあ間違いない作品であろうという気持ちで観て、
その期待は裏切られませんでした(笑)。

十分に楽しめました。
できたら、ハッピーエンドにして欲しかったですね。
アンハッピーエンドはあまり好きではありません。




シリーズ第3作目ですね。
舞台がNYのアメリカ自然史博物館から大英博物館に移るということで、
大英博物館の中を観るのも楽しみでした。

ベン・スティラーの演技に貫禄が出てきましたね。

ショーン・レヴィ監督はカナダ人で、名門イェール大を20歳で卒業した
若き天才ということで有名な人です。

この監督の作品では、リアルスチールが記憶に新しいです。

映画界の稼ぎ頭ですね。

次の作品も楽しみです。




「アメリカンスナイパー」

重い砂がいっぱい詰まった袋をいくつかドスンドスンと音を立てて、
心の底の方に積まれたような、重い感覚を味わいました。
9.11を観たときの感覚を思い出しました。

この映画を観た米国人は、もっと深く重いものを感じたに違いありません。
米国史上、戦争映画で最高の興業収入を上げさせたもの、
それは彼ら米国人が、いつの時代も戦争と対峙してきた人々だからです。

世界の警察と呼ばれる強い米国、、、
地域によっては忌み嫌われたりする米国、、、
だけど、実際に仕事しているのは普通の米国民であり、
家族や妻や子をもつ人々なのであり、
もし、米国が瞬間的に消えてなくなったとしたら、
邪悪な国々があっという間に世界を紛争の渦に引き込んでしまうわけです。

戦争は人間の肉体と精神の死をもたらし、人々の心に悲しみと憎悪しか残さない。
戦争は負けた側だけでなく、買った側の人々にも深い傷を残す。

一部のTOP層の者の思惑とタイミングが戦争をもたらしてしまう。
犠牲者はいつも、ささやかな幸せを大事にして生きている民衆なんです。

マスコミやネットから入ってくる情報はたくさんあるけれど、
知っておくべき真実を、僕らは何も知らない。
イラク戦争についても、知らないことがたくさんある。
それを知りました。

テキサス州生まれのクリス・カイル、彼の名前は覚えておきたいです。

カイル役を演じたブラッドリー・クーパーのもつ独特の雰囲気が、
ロビン・ウイリアムスに似ていたのが印象的でした。

イーストウッド監督、いい映画つくりますね。















































「アニー」

米国が得意とするスタイルの映画でしたね。
ほのぼのとしたいい物語でした。
爽やか~な気分です。

エンディングソングに、
「アメリカにもこんな歌い方する人がいるんだ」と、感動しました。
歌手の名前を知りたくて、最後の流れる字幕を見逃さないように凝視していて、
「Hirai Ken」の名前を見つけたときは、何だか嬉しかったです。

平井堅さん、日本よりも、海外での方が売れているけれど、
たしか日本語で歌っていた筈、とうとう英語で歌って、
アメリカデビューしちゃったみたいですね。










人類の脳が10%で、イルカは20%使っているなんて、
どうやって測定するんだろう、、、、

なんてやぼったい疑問はさておいて、


久々のリュックベンソンの作品、十分にエンジョイ出来ました。

見終わって、スカ~~ッといたしました。


ラストは、かなり手を入れて作り直して欲しいですけどね。

ま、いいんです。スカ~~ッとしたので(笑)。




「想い出のマーニー」(When Marnie Was There)


原作 ジョーン・G・ロビンソン(イギリス)
   イギリスでは1967年、日本では1980年に刊行


名作でした。
ラストシーンにガツーンとやられまして落涙でした。

美しい北海道の湿地帯の自然を見事に描き出していて、
杏奈とマーニーがその中で可憐に映えておりました。


忘れ去っていた郷愁を、えぐられるような感動を得ました。

幼い子どもたちには、理解し難いストーリーでしょうね。
大人のためのアニメです。




トランスフォーマー/ロストエイジ


『トランスフォーマー』シリーズの4作目です。
1作目は見ましたが、2・3作目を見逃しておりました。
従って、2007年に公開された1作目との違いで感じてしまったのですが、
CGを駆使した壮大なスペクタクル技術は比較しようがないほど進化しておりました。

さすがスピルバーグ、進化が止まりませんね。
常に時代の再先端を走り続けていますね。


1作目のような、スペクタクルの中に同居していた、
ほのぼのとしてじんわり感動をよぶようなヒューマンドラマの側面は消失しておりました。


およそ3時間余りの激しいサラウンド音響とスペクタクル映像には終始圧倒されっ放しでして、
見終わったあとスカーっと心の中のモヤモヤが晴れてくれてました。

スピードが停止する場面がなくて、最後はいささか辟易した感がありました。
3時間ぶっ遠しのアクションには、少し疲れました。
男の子らは相当、満足してくれると思います。


5作目は、、、中年のおじさんには、もういいかな、って感じです。