道無き藪山へ
この週末は旅人 さんの企画に乗って不帰岳へ
藪山への三角点探しの山行は初めて、達成感があり貸切の避難小屋
宴会と相俟って記憶に残るであろう二日間となった。
梅雨時の山行だったが初日ポツポツ、二日目もポツポツで合羽を着る
ことなく祖母谷温泉入湯までもってくれた。。
撮影機材 カメラ：PENTAX K100D Super
レンズ：SIGMA 18-125mm
（途中で草に隠れていた木の根に躓き前のめりに、カメラを地面に
ぶつけＡＦ他が機能せず避難小屋到着以降は同行者の画像待ち）
早朝宇奈月に集結した今回の藪好き？メンバー
-6:50
トロッコ電車初体験のみいさん、大喜び (＝⌒▽⌒＝)
-7:29
終点欅平から宴会ヶ岳の重荷を背負ってイザ！
-9:02
暫くは祖母谷沿いに舗装された林道を行く
いまだ残るスノーブリッジが残雪の多さを物語る
歩き出して30分、三つ目のトンネルに入り・・・
長いトンネルを抜けると・・対岸に祖母谷温泉
右からの祖父谷と二つの流れを跨ぐ橋を渡る
着替えをデポ、下山後の温泉が楽しみだ♪
-9:47
河原から湯気の立つ祖母谷右岸林道を行き
前方ロックシェード手前に登山道入り口の看板
しっかりした標柱も建つ
-10:05
暫くは伏流水で涸沢となった名剣沢を登る
左岸に赤テープが下がり樹林帯へと取り付く
-10:10
名剣沢の沢音が消える頃、太いブナが現れる
【オカトラノオ】
【オオバギボウシ】
歩く人の少ない道だが肝心の場所はしっかり整備
この後、木の根に躓き首から下げていたカメラをゴツンコしてしまい
ＡＦが機能せず、マニュアルでもシャッターが切れたり切れなかった
りのトラブル発生（泣；
初めての沢横断、まだスノーブリッジの残骸が
-11:26
【タニウツギ】
沢を渡って暫くで木の階段、この辺でカメラの不調が気になり・・
【ニッコウキスゲ】
【マイヅルソウ】
【コイワカガミ】
【ズダヤクシュ】
【アカモノ】
【ツマトリソウ】
ようやく目指す不帰岳を捉える
-14:55
やや雨足が強くなった頃、不帰岳避難小屋到着！
-15:41
内部は管理が行き届き綺麗に整頓されている♪
荷物を解き一休みしているうちに雨も止み、青空の気配が！
まるで「藪濃きに行きなさい」と天の啓示があったかの如く。。
以降は同行のみいさん・旅人さんが撮ってくれた画像を使わ
せてもらいました（感謝
いよいよ今回の主目的である不帰岳山頂を踏むべく出発！
先ずはネット情報で仕入れた涸沢を登ることに。。。
沢が右に曲がる地点で旅人さん持参のＧＰＳで確認すると
山頂方向から逸れそうなので、意を決しネマガリ藪突入！
雨上がりでガスが湧き方向の目視が出来ないのを恐れた
が、どうやら乾いた空気に包まれたようで高みはバッチリ！
20-30ｍ進んでは後続を待ちながら藪をかき分け進む。
時々先人の残したマーキングもあり、40分程であっけなく
山頂三角点発見♪（とは言え達成感は十分だったが）
４人で三角点にタッチ
当然のごとく、持参したビールで乾杯～ (-^□^-)
登山道が無いだけに周囲の展望は開けないが、倒木を
伝い清水尾根～旭・白馬岳方面を撮ってみた・・・
噂に聞くショゥズ尾根お花畑、いつの日か訪れたいもの・・
帰路は途中まで藪を辿り、往路に逸れていると判断した
沢が何のことはない、山頂方向に向かっている事が解り
藪から逃げるように沢を降る ( ´艸｀)
避難小屋に戻ると見慣れない角度から夕映えの白馬鑓が
見事だったので騙し騙しデジイチで撮ってみた（笑
小屋ではいよいよ宴会ヶ岳の始まり、先ずは今日の一日に
感謝と、皆の健闘を讃えプシュ・・・そして担ぎ上げた品々。
盛り上げ上手な旅人さん持参の宴会グッズを飾ったり身に
着けたり、六時から始まった宴会ヶ岳は日付の変わる直前
まで続く。。。 そして・・・ZZzzz...
あ、筆者は途中ビヴァ-クを繰り返しながらだったが（笑
そして翌朝、目覚めた時の雨もあがり目的を十分果たした
一行は避難小屋に別れを告げ下山の途に。。。
上空どんより曇っているが幸運にも展望は利く
三時間半ほどで無事祖母谷温泉帰着 (・ω・)/
そしてデポした着替えを取りだし、早速野天風呂へ
あとは欅平まで30分、小雨に傘を差しながらも程好い疲労感
と満ち足りた気分で帰るのだった。。。
今回の祖母谷温泉から白馬岳に至る清水尾根手前の避難
小屋に泊り、そこから登山道の無い不帰岳（2053.5ｍ）山頂
を往復するという企画。
既に幾多の藪山三角点探訪を経験し自身の山行スタイルと
して確立している旅人さんの声かけで実現したもの。
道なき山へと分け入り三角点を見つけ、無事出発点に帰る。
子供の頃、近くの野山を友達と遊びまわった様な、不思議な
懐かしさを思い出した二日間だった。。。。
提案者の旅人さん、同行のみいさん＆松ちゃんに感謝々
－ＥＮＤ－