こんにちは
 
今日は、私の好きな曲、イーグルスのホテルカリフォルニアについて。
この曲の歌詞はとてもおもしろい。
短い曲の中に、こんなに深い意味やメッセージがもり込めるものだと
作詞の楽しみを教えてもらえる曲。

ストーリーは
旅人がホテルに泊まる。
心がティファニーのねじれ
メルセデスの曲線を持っている女性が現れる。
ワインをたのむが1969年依頼スピリットをここには置いてないと言う。
祝宴ではナイフで獣をさすが殺すことは出来ない。
最後にいつでもチェックアウトできるが、
二度と立ち去る事は出来ないと言われる。

1969年と言えばニューヨークで行われたウッドストックライブの年。
この年以降、ヒッピー文化は失われていった。
ヒッピー文化を短く説明するのは難しのだけれど、
それまでの欧米人の意識の大きな変化であったと思う。
二元論を超越したアジア的世界観、全ての意識は一つである。
あの頃、流行したサイケデリックな模様の表現は
物質は全て波動、エネルギーである事を表してるように見える。
当時若者はLSD等のドラッグや呼吸法で変性意識を経験していった。
ビートルズのポールマッカートニーによれば意識の冒険。
だからロックとドラッグがセットだったのね。

世界観の変化により、
強い国アメリカを良しとする常識からはずれ、
ヒッピー達はベトナム戦争に反対した。
歌詞の中でナイフで獣を刺しても殺せないというのは、
泥沼化し、終わりの見えなかったベトナム戦争の表現に思える。

いろんな解釈があるけど、
アメリカ社会の退廃を歌ったと言われるのは当たっているかもしれない。
そして、その通り、平和への意識は薄れ
アメリカは景気が悪くなるたびに、
戦争で景気を回復させるを今日まで繰り返してますよね。