みなさん、こんばんは。明日のジムトレーニングに備え、今日一日まったりしていた musclelover です。
さて、今回は腹部の筋肉の続きで側腹筋の解説です。
側腹筋には、外腹斜筋、内腹斜筋、腹横筋が含まれます。このうち外腹斜筋が一番表面に存在しその深部に内腹斜筋、さらにその深部に腹横筋が存在するので、体表から確認できるのは、外腹斜筋だけということになります。
外腹斜筋 m. obliquus externus abdominis
外腹斜筋の起始は第5-12肋骨で前鋸筋の起始と咬みあっています。筋は内下方に走行し、幅広い腱膜となって腹直筋を包む腹直筋鞘および腸骨稜に停止します。
内腹斜筋 m. obliquus internus abdominis
胸腰筋膜、腸骨稜、鼡径靱帯に起始し、外腹斜筋と直行するように走行し、第10-12肋骨、腹直筋鞘、恥骨に停
止します。
腹横筋 m. musculus transversus abdominis
第7-12肋骨、胸腰筋膜、腸骨稜、鼡径靱帯に起始があり、ほぼ水平の走行で腹直筋鞘に停止します。
これらの筋は、体幹の側屈・回旋運動に関与するとともに腹直筋と協同で深呼吸時には呼気に関与し、排便時には腹圧を上げる作用があります。
肋間神経、腸骨下腹神経、腸骨鼡径神経によって支配されます。
これらの筋肉を鍛えるトレーニングとして、サイドベント、ツイストシットアップなどが知られています。また丹田式呼吸法も腹部の筋肉を鍛えるのに非常に効果的です。
なお、画像は、著作権の失効した1918年出版の Anatomy of the Human Body (by: Henry Gray)より、一部改変して使用しています。