7月半ばから8月半ば迄$¥相場は124円台で安定していたが、そこに中国経済への不安から世界同時株安が勃発し、$は一時一気に117円台迄下落した。
 私は阿呆だから121円になった時点で「(3円も下げたんだから)もう充分じゃないか」と判断して$を買ってしまったのだ。まさかその後117円に迄円高が進むとは思わなかったからだが、お陰で大損したかも知れないじゃないか。あっそ。

 中国が元の小幅な切り下げを連発したからと言って米・ユーロ圏そして日本も非難囂々だったが、日本だってユーロだって、そんなことだったら常套手段ではないか。みんなアメリカを目標に自国通貨を切り下げて、「買いたくはないが但し売りたい」「買うよりも売れ!」を基本政策に据えているのである。安倍ポンの《円安株高》誘導の国策こそそのいい例だ。中国も同じことをしたかっただけのことなのだ。世界は$のみを別格扱いして祭り上げてしまいたいかのようだが、当然アメリカは「それだけは勘弁してくれよ😥」と利上げを渋っている現状である。

 ロイターやWSJのコラムを読んでいて思うのは、彼らトレイダー達は如何にもその場限りの思い付きで、自分の会社有利の情報だけを垂れ流していることだ。先の$買い必須の時期に「今は$売りの好時期だ♪」と吹きまくっている男もいたのには私も呆れ果てた。