へんば餅 餅街道食べ歩き | ☆ むささび食堂 ☆

へんば餅 餅街道食べ歩き

『 さわ餅 』

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三重県 桑名に始まる伊勢神宮に向かう参宮街道・・・別名、餅街道。


江戸時代には、お伊勢参りの参道として賑わい、

沿道には旅人が一服できるお餅屋が、

たくさん存在したそうです。


そして、現在でも、この街道沿いに昔からの名残りで、

老舗のお餅屋さんが点在しているそうです。

お店によって、多様な味わいや特徴のあるお餅なのですが、

どのお店にも共通しているのは、

ふんわりと柔らかいお餅で、

すっきりとした、品の良い味わいだそうです。


今日は、早朝から車を走らせて、伊勢志摩方面へ。車

まずは、餅街道のお餅屋さんのハシゴと食べ歩き。膨れた餅

そして、伊勢神宮の参拝。鳥居


最後に、夕食に、非常に美味しいと評判の高い、

安乗漁港で水揚げされる、ブランドふぐ、あのりふぐを食べる予定ですリス




現在の餅街道は、道路が広々としていて、視界が開けた、

田畑や住宅に囲まれた、のどかな道路です。

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へんばや商店。

 ⇒ http://www.henbaya.jp/index.html


名物の “へんば餅” を販売する、へんばや商店は、伊勢神宮界隈に、3店舗あるそうです。

その中でも、こちらの本店は、雰囲気のある日本家屋。

趣があります。



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へんば餅の名前の由来は、

およそ200年ほど前、

遠方から馬に乗って、伊勢神宮を参宮する人が、

この店で馬を帰して参宮した(伊勢神宮内は下馬して参拝しなければならなかったそうです)ため、

いつ頃からか、へんば(返馬)餅と名付けられたそうです。

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中央に飾られているのが、三宝荒神。

馬上に3つの鞍を置いたもの。

へんば餅の名に、関わりの深い、馬具です。


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店内のつくばい。

清々しい、水の響き・・・。


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店内の小座敷で、お餅を頂きます。


手前は、『 さわ餅 白と蓬(ヨモギ) 2個ずつ』 240円

右奥が、 名物 『 へんば餅 』 2個で、140円


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へんば餅。

ぷっくりしたルックスと、焼き色が可愛らしいですリス


雪見大福のような薄皮で、溶けてしまいそうなくらいに柔らかなお餅の中には、

こし餡がぎっしりと詰まっています。


中のこし餡は、とても滑らかな舌触り。

甘さは、少ししっかりめですが、くどさはありません。


餅街道んぽお餅。

この、独特な柔らかさに、特徴と美味しさがあるみたいですねリス


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ほうじ茶で、お口の中に残った、甘い余韻を、

一度リセットして、もう1つの、さわ餅を味わいます。


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『 さわ餅 』 の白。

真っ白な粉で化粧したお餅は、つるんあせると滑らかで、美しいです。


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『 さわ餅 』 のヨモギ。

名前の由来は、四角くて平たい、“棹(さお)のような形の餅” が、訛って、

さわ餅という名前になったなど、諸説あるそうです。


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四角い、お餅の中に、こし餡がぎっしり挟み込まれています。

先程の、へんば餅よりも、甘さが若干控えめに感じられるのは、気のせいでしょうか!?


お餅も、ふんにゃ~りと崩れるように、柔らかいです。


最後に、鼻腔に残る、ヨモギの薫りが清々しいです。


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『 へんば屋商店 』 では、お餅以外にも、

こんな物も販売しています。


たくあん ダウン

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他にも、昆布の佃煮や、赤飯なども購入することができます。






お店の軒に残された、つばめの巣。

まだ、外は肌寒いですが、もうすぐ春ですね。

今年も、つばめが帰って来るのかな?リス


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へんば屋商店

http://www.henbaya.jp/index.html


三重県伊勢市小俣町明野 1430-1


℡ 0596-22-0097


営業時間 8:00~17:00 定休日 月曜日(祝日・振替休日日は、火曜日)