先日、私の母方の祖父が急逝しました。
81歳でした。
亡くなる2日前、一緒に元気に花火を見ていた祖父が、前日まで元気に車で温泉に出かけていた祖父が、
突然布団の中で亡くなってしまい、親族一同、今もまだ信じられずにいます。
祖父は、本当に優しく、誰にでも気配りをし、物凄くきっちりしっかりした人でした。
周りの事を気遣い、周りのために先々動いて、皆に不自由させない。
仕事もきっちりこなす人で、現役の頃は仕事でもかなり上の方で活躍していたようです。
また、会話も物凄く面白く楽しくって、戦時中の話や昔の話を私たちに語り聞かせてくれました。
話し方が面白くて、小ネタを挟んでくれたり、誰でも本当に聴き易いし楽しかった。
勉強熱心で、常にチャレンジ精神があって、最新デジタル機器にも挑戦し、
パソコンやデジカメは当たり前に使い、携帯にメールなんて送ったら即返事が返ってくるし、
次はスマホにチャレンジしようとしていたようでした。(それが叶わずだったのがなんとも惜しい…)
優しいし博識で器用で本当に凄い人でした。
本当に、家族も親戚も地域の人も、居ないと困る人って感じで…
こんなに完璧で素晴らしい人、どこ探しても居ないんじゃないかと常々思っていました。
祖父を悪く言う人なんて誰もいません。
本当に本当に、惜しい人です。
自慢の祖父です。
いっぱいいっぱいお世話になってきました。
十数年前、同居していた父方の祖母を亡くした時に、私はまだ反抗期でした。
反抗期だったので、全然優しくしてあげられなかった。
多分、祖母は解っていてくれたと思うけど。
祖母が倒れ、意識不明の状態になった時に、なんで優しくしてあげられなかったんだろうって物凄く後悔しました。
祖母を亡くした時にいっぱいいっぱい後悔しました。
だからその分、母方の祖父母を大切にしなきゃと思い今日まで来ました。
結婚式も、祖父母にいつ何があるか解らないからということで出来るだけ早くしてあげたかったし、
土地柄も良いし会社も近いし物件も良いということで、母の実家の隣のアパートに越して
できるだけ祖父母のそばに居てあげたかった。
いつ何が起こるか解らないって思っていたことが、まさかこんなに早く来るとは夢にも思いませんでした…。
今年結婚式をしたおかげで、親戚の皆が顔を合わせることができて、本当に良かった。
(それがなかったら、会うことが出来ないままの人も居たので…。)
寂しいですし、悲しいですが、私に出来ることはできたかなと思っているので、悔いはありません。
2日前に、電話で話したし、一緒に花火も見られた。
今はただただ、これまでして貰ったことに感謝でいっぱいです。
いつまでも大好きなおじいちゃん、心から、ありがとう。
これからも、皆を見守っていてね。