学会@ユタ州Snowbird&信念
4度目となるEvolution学会へ、今年も参加してきました。
舞台は、ユタ州、ソルトレーク近くのスノーバードという、スキーリゾート。
世界中から進化学者が集まる最大級の集まりです。
アリゾナからお隣の州なので学科の友達3人で車で行くことに。
出発は朝の5:30!車での走行距離は1252km、東京-長崎間に相当(トリビア)。
出発早々トラブル発生( ̄□ ̄;)!!
!["学者への道" in Arizona](https://stat.ameba.jp/user_images/20130630/07/mus-musculus/71/5d/j/o0480064012593163711.jpg?caw=800)
80マイル(130km)でフリーウェーを爆走していたところ、
タイヤの破片らしきものが道路の真ん中に!
ハンドルをきるのも危ないと判断し、ひいてみたら、ガタガタって音を立て、
こうなりました(笑)
友達の車なので必死の応急処置(Tシャツの破片とテープw)。
14時間ほどで無事目的地到着。
!["学者への道" in Arizona](https://stat.ameba.jp/user_images/20130630/07/mus-musculus/9e/8f/j/o0640048012593163713.jpg?caw=800)
山に囲まれたスキーリゾート!
温泉にプールにスパ!こんなリゾートに研究費で泊まれるんだから最高です(´∀`)
学会で何をやるかというと、
聞いて、話すこと。
日中は、ひたすら聞きたいプレゼンを聞いて、
夕食時は、ポスターセッションなどで話したい研究者と話し、
夜は、バーやホテルの部屋飲みながらサイエンストーク、
と24時間サイエンス。
でも半日オフの日があって、爬虫類を探しに歩いてみたり、
!["学者への道" in Arizona](https://stat.ameba.jp/user_images/20130630/07/mus-musculus/25/38/j/o0480064012593164027.jpg?caw=800)
ロープウェーで山頂まで行って高山病になりかけたり。
!["学者への道" in Arizona](https://stat.ameba.jp/user_images/20130630/07/mus-musculus/5b/16/j/o0640048012593163714.jpg?caw=800)
自分は欲張って一人スパにも行って、
温泉で知り合った研究者と裸で2時間サイエンストーク。
手足がおじいちゃんみたいにしわしわになりました。
(ちなみに手足がシワシワになるのは水中下でものがつかみやすくなるという進化学的見解がありますw)
肝心の自分の研究発表も最終日にありまして、
朝練を繰り返した成果か、うまくいきました。
!["学者への道" in Arizona](https://stat.ameba.jp/user_images/20130630/07/mus-musculus/22/47/j/o0800060012593163710.jpg?caw=800)
部屋もいっぱいになって、質問もいっぱいもらえたのもそうですが、
なんといっても、ジョークで笑ってもらえたのが一番。
「ネズミを捕獲するため家を訪ねると、みんなHappyだ。」
「なぜならFree pest control(無料の害獣駆除)だからだ。」
というもの。( ̄▽ ̄)=3
まぁジョークはさておき、
これから行くバークレーの大学院生から自分が話すべき教授のリストをもらったり、
友達のように母乳の進化について語ったおばちゃんが有名な教授だったと後から気づいたり、
この学会で一番おもしろい発表をしたと思う教授が自分の発表をリアルタイムでツイートしまくってくれて、卒業研究のcommittee(指導官)に名乗りでてくれたり、
収穫がたくさんあり大満足です。
いつも学会にきて思うことは、
信念をもってる人はかっこいいなってこと。
かっこいい科学者は万物の原理を解き明かしたいって信念をもってる。
かっこいいエンジニアは世界を良くするものを作ろうという信念をもってる。
かっこいい料理人は食べてる人を喜ばせたいという信念をもってる。
かっこいいお笑い芸人は人を笑わせて世の中を幸せにしようという信念をもってる。
かっこいいマンガ家は隠されたメッセージで世の中を良くしようという信念をもってる。
かっこいい歌手、スポーツ選手、政治家、、、
どんな道に進もうと、
どうしようもないやつはいるけど、
とんでもないやつもいる。
そんなとんでもない人たちと話していると、
自分もそんな人になりたいって強く思う。
うちの研究室のとんでもない人の一人、
ポスドク(博士をもった研究者)のPさんがオクラホマ大学の教授になるため、
今日、研究室を去りました。
彼女はPhDをとったのが遅く、ポスドクも二つ目で、40歳中盤のPさん。
普通なら教授になることを諦めてもおかしくない。
「これが私のラストチャンスなんだ」
と、4年間、土日も、祝日も(アメリカ人なのに!笑)、研究室で研究し続けていた先輩。
自分が日本の学部を卒業して、初めてアメリカの大学院環境で苦しんでいる時、
なんども、なんども、力を貸してくれた大恩人。
!["学者への道" in Arizona](https://stat.ameba.jp/user_images/20130630/07/mus-musculus/b4/69/j/o0800060012593163712.jpg?caw=800)
研究室のメンバーでお金を集めて買ったプレゼント。
おちゃめなヤギのポットと、いっつも食べてるエナジーバー、なんでも塩をかけるからブルーソルト、犬が大好きだから犬のお菓子。
こんなくだらないものでもすごく喜んで、涙ぐんでいました。
「Dr.Tの成長を見て来て、すごく楽しかった、これからも頑張れ」
って言ってくた。
心に一つ、これだと決めたことに、あそこまで必死に立ち向かう姿を見て来て、
またそういう人たちに会うたびに、自分はまだまだだって思いしらされるし、
もっとやれるって思わされます。
「全身に何百の武器を仕込んでも 、腹にくくった”一本の槍”にゃ 敵わねぇこともある」
(ワンピース、ゼフより)
どんないい大学をでてようが、
どんないい会社に勤めてようが、
どんないい車に乗っていようが、
やっぱり一番かっこいいと思うのは、
腹にくくった槍、信念。
次の学会は7月下旬にポスター発表、7月末にはバークレーへ引っ越し、8月頭からコスタリカでネズミ調査。。。それまでに論文を仕上げたいし、調査の準備をしたいし、ツーソンの仲間と話さないと。
自分の信念に従いおもいっきりやるだけだ。
舞台は、ユタ州、ソルトレーク近くのスノーバードという、スキーリゾート。
世界中から進化学者が集まる最大級の集まりです。
アリゾナからお隣の州なので学科の友達3人で車で行くことに。
出発は朝の5:30!車での走行距離は1252km、東京-長崎間に相当(トリビア)。
出発早々トラブル発生( ̄□ ̄;)!!
!["学者への道" in Arizona](https://stat.ameba.jp/user_images/20130630/07/mus-musculus/71/5d/j/o0480064012593163711.jpg?caw=800)
80マイル(130km)でフリーウェーを爆走していたところ、
タイヤの破片らしきものが道路の真ん中に!
ハンドルをきるのも危ないと判断し、ひいてみたら、ガタガタって音を立て、
こうなりました(笑)
友達の車なので必死の応急処置(Tシャツの破片とテープw)。
14時間ほどで無事目的地到着。
!["学者への道" in Arizona](https://stat.ameba.jp/user_images/20130630/07/mus-musculus/9e/8f/j/o0640048012593163713.jpg?caw=800)
山に囲まれたスキーリゾート!
温泉にプールにスパ!こんなリゾートに研究費で泊まれるんだから最高です(´∀`)
学会で何をやるかというと、
聞いて、話すこと。
日中は、ひたすら聞きたいプレゼンを聞いて、
夕食時は、ポスターセッションなどで話したい研究者と話し、
夜は、バーやホテルの部屋飲みながらサイエンストーク、
と24時間サイエンス。
でも半日オフの日があって、爬虫類を探しに歩いてみたり、
!["学者への道" in Arizona](https://stat.ameba.jp/user_images/20130630/07/mus-musculus/25/38/j/o0480064012593164027.jpg?caw=800)
ロープウェーで山頂まで行って高山病になりかけたり。
!["学者への道" in Arizona](https://stat.ameba.jp/user_images/20130630/07/mus-musculus/5b/16/j/o0640048012593163714.jpg?caw=800)
自分は欲張って一人スパにも行って、
温泉で知り合った研究者と裸で2時間サイエンストーク。
手足がおじいちゃんみたいにしわしわになりました。
(ちなみに手足がシワシワになるのは水中下でものがつかみやすくなるという進化学的見解がありますw)
肝心の自分の研究発表も最終日にありまして、
朝練を繰り返した成果か、うまくいきました。
!["学者への道" in Arizona](https://stat.ameba.jp/user_images/20130630/07/mus-musculus/22/47/j/o0800060012593163710.jpg?caw=800)
部屋もいっぱいになって、質問もいっぱいもらえたのもそうですが、
なんといっても、ジョークで笑ってもらえたのが一番。
「ネズミを捕獲するため家を訪ねると、みんなHappyだ。」
「なぜならFree pest control(無料の害獣駆除)だからだ。」
というもの。( ̄▽ ̄)=3
まぁジョークはさておき、
これから行くバークレーの大学院生から自分が話すべき教授のリストをもらったり、
友達のように母乳の進化について語ったおばちゃんが有名な教授だったと後から気づいたり、
この学会で一番おもしろい発表をしたと思う教授が自分の発表をリアルタイムでツイートしまくってくれて、卒業研究のcommittee(指導官)に名乗りでてくれたり、
収穫がたくさんあり大満足です。
いつも学会にきて思うことは、
信念をもってる人はかっこいいなってこと。
かっこいい科学者は万物の原理を解き明かしたいって信念をもってる。
かっこいいエンジニアは世界を良くするものを作ろうという信念をもってる。
かっこいい料理人は食べてる人を喜ばせたいという信念をもってる。
かっこいいお笑い芸人は人を笑わせて世の中を幸せにしようという信念をもってる。
かっこいいマンガ家は隠されたメッセージで世の中を良くしようという信念をもってる。
かっこいい歌手、スポーツ選手、政治家、、、
どんな道に進もうと、
どうしようもないやつはいるけど、
とんでもないやつもいる。
そんなとんでもない人たちと話していると、
自分もそんな人になりたいって強く思う。
うちの研究室のとんでもない人の一人、
ポスドク(博士をもった研究者)のPさんがオクラホマ大学の教授になるため、
今日、研究室を去りました。
彼女はPhDをとったのが遅く、ポスドクも二つ目で、40歳中盤のPさん。
普通なら教授になることを諦めてもおかしくない。
「これが私のラストチャンスなんだ」
と、4年間、土日も、祝日も(アメリカ人なのに!笑)、研究室で研究し続けていた先輩。
自分が日本の学部を卒業して、初めてアメリカの大学院環境で苦しんでいる時、
なんども、なんども、力を貸してくれた大恩人。
!["学者への道" in Arizona](https://stat.ameba.jp/user_images/20130630/07/mus-musculus/b4/69/j/o0800060012593163712.jpg?caw=800)
研究室のメンバーでお金を集めて買ったプレゼント。
おちゃめなヤギのポットと、いっつも食べてるエナジーバー、なんでも塩をかけるからブルーソルト、犬が大好きだから犬のお菓子。
こんなくだらないものでもすごく喜んで、涙ぐんでいました。
「Dr.Tの成長を見て来て、すごく楽しかった、これからも頑張れ」
って言ってくた。
心に一つ、これだと決めたことに、あそこまで必死に立ち向かう姿を見て来て、
またそういう人たちに会うたびに、自分はまだまだだって思いしらされるし、
もっとやれるって思わされます。
「全身に何百の武器を仕込んでも 、腹にくくった”一本の槍”にゃ 敵わねぇこともある」
(ワンピース、ゼフより)
どんないい大学をでてようが、
どんないい会社に勤めてようが、
どんないい車に乗っていようが、
やっぱり一番かっこいいと思うのは、
腹にくくった槍、信念。
次の学会は7月下旬にポスター発表、7月末にはバークレーへ引っ越し、8月頭からコスタリカでネズミ調査。。。それまでに論文を仕上げたいし、調査の準備をしたいし、ツーソンの仲間と話さないと。
自分の信念に従いおもいっきりやるだけだ。