"学者への道" in California Berkeley | "学者への道" in Arizona

"学者への道" in California Berkeley

突然の報告です。今年の夏(6月末)、

ブログ、"学者への道" in Arizonaはお引っ越しして、

"学者への道" in California Berkeleyがスタートします。

"学者への道" in Arizona


カリフォルニア大学バークレー校と言えば、

数々のノーベル賞受賞者を輩出(71人)し、

毎年世界で5本の指に入る大学だそうで(東大で20~30位!)、

進化生態学の分野においては世界1位の場所。

ワンピースに例えると、

留学を果たした今の場所がグランドライン前半ならば、

そこはまさに新世界!



うちのボス(船長)がカリフォルニア大学バークレー校から、

教授職と哺乳類博物館館長のポジションのオファーを受けた関係で、

研究室(船とクルー)ごとバークレーへ向かうことになったのです。



実はこの話は半年以上前にほぼ決まってたんですが、

先日正式に決まったようで、

自分を含めた大学院生4人はバークレー校のIntegrative Biology (統合生物学?) のPhDプログラムに編入することになりました。



今いるアリゾナ大学も進化生態学においてはなんちゃっての全米9位。

このアリゾナ大学でさえ、自分は一次試験に落ちて、

教授との電話面接でギリギリ入学したので、

当然日本にいる時はバークレー校の存在すら知らなかった(笑)



逆に自分以外の研究室の大学院生メンバーは全員、

当然のようにバークレーも受験したらしいけど、

みんな落ちたからアリゾナ大学に来たらしい(笑)



次の3年間の学者への道の舞台はそんなとてつもない場所のようです。




今朝、ツーソンから日本に帰ったとてつもない男と、

ビール片手に一対一で話す機会があり、

「人生の高みでまた会おう」

と誓い合いました。



彼は軍隊を指揮する父親に幼いころから鍛えられたが、

運動会も実力試験もいつもビリで、プラモデルをいじるのが好きな内気な少年。

そんな少年が、

ある友達をきっかけに勉強に目覚め、実力試験でトップクラス。

空手のおじいちゃんたちをきっかけに空手に目覚め、東京都代表

日本のNASA(JAXA)で働いたり、世界中の国の軍隊に空手を教えてまわったり、

アリゾナ大学大学院で航空宇宙のマスターをとり、アリゾナで空手道場を開き、

教え子を率いてアリゾナ州大会で優勝したり。

そして今年から、日本のある企業でエンジニアとして働くことが決まり、

それまでの2ヶ月間南米を自転車でまわってた、

スーパーマンがツーソンにいました。



宇宙飛行士になる夢を捨てて、

空手家と科学者だけでいこうかと迷ってんだよねー。

ってまじめな顔して言ってた(笑)



こんな人と3年間ほど一緒に仲良くさせてもらったおかげで、

PhDプログラムの途中に学校も環境も交友関係も、

またゼロからやりなおさないといけない大きな変化にも、

ただただ楽しみでしかない

って純粋に思える。



だって、

まだ見たことのない、とてつもない場所が、

出会ったことのない、とてつもない人たちが、

想像もできない、とてつもない試練や興奮が、

この先に待ち受けているのだと思うと、

ワクワクしてしょうがない。



そんなワクワク感いっぱいに、

春休み中に描いた、二十六歳の宝地図

"学者への道" in Arizona

基本水彩画ですが、紅茶で染めてみたり、紙のふちをライターで焦がしてみたり雰囲気だしてみました(笑)



「今心の地図の上で起るすべての出来事を照らすよ、Seventeen's map」

(尾崎豊 十七歳の地図)




大声でこの歌を歌ってた17歳の自分から、ほぼ10年。

今もこの歌を歌ってる26歳の自分が、その先の自分へと送る地図。

7月から始まるであろうこのブログの続編ブログ、

"学者への道" in California Berkeley、ご期待ください。

Coming soon!笑