マイクタイソン超え、地元新聞一面 | "学者への道" in Arizona

マイクタイソン超え、地元新聞一面

先日、自分のネズミさんの研究が、

アリゾナ州の地元新聞、Arizona Daily Starの一面に載りました!

"学者への道" in Arizona

ちなみにマイクタイソンの記事が二面であるところからタイトルはきています。笑



新聞の力って結構すごくて、

もちろん両親や研究室のメンバーは、自分のことのように喜んでくれて、

学科の掃除のおばあちゃん、Lのおばあちゃん、昔ヒッチハイクした時に出会った老夫婦など、
高齢者層からメッセージをもらったり、

Facebook効果で高校、大学時代の日本人の友達、日本に留学中もしくは英語の先生として教えているアメリカ人の友達から、国境を越えメッセージをもらったり、

キャンパス内の他学科の教授、大学院生からのメール、そしてキャンパス外の研究者からもめちゃくちゃ長いメールをもらったりなど、アカデミアからの反響があったり、

自分の研究のおもしろさをだれかにわかってもらえたってところが、

何よりもうれしい。



どんなレベルの学術雑誌に何本論文を発表したかっていうのが、

研究者として大事な評価基準の一つになるので、

新聞に載ることは就職のプラスにならない

でもアカデミア外の人たち(大多数)に、

研究者ってこんなことしてるんだ、

科学ってこんなにおもしろいんだ、

ってわかってもらえることはすごく意味のあること。



それを仕事にしているScience Writerってかっこいいなと思いました。



自分が尊敬するSicence Writer(兼写真家)の一人、六田晴洋

学部時代、同じ研究室で夢を語り、

今では自然写真家として、図鑑、新聞、テレビ、(ドラマ、笑)まであらゆるところで活躍しているんですが、

彼の読売新聞のサイエンスコラム、里山に生きるは圧巻です。

昆虫の生態を写真と文を使っておもしろく紹介できるのは、

彼がカバキコマチグモの研究者であった背景と自然科学への情熱があるからだと思います。



うちの大学ではScience Writingってクラスがあるらしく、

科学者同士しかわからないような難しい学術論文を、

新聞記事みたいにもっとわかりやすく、

科学を一般言語に翻訳するクラス。



科学、研究の面白さを伝えるっていうのは、

このブログの目的の一つだったのに、

最近は全然書けていない( ̄ー ̄;



自分ももっと最新のおもしろい学術論文をわかりやすく紹介するところから始めよう!

って思えるいいきっかけになりました。