矛盾 | "学者への道" in Arizona

矛盾

夏休み最後の金曜日、

日本人会最初のイベントとしてボーリング大会をしました。

$"学者への道" in Arizona

留学経験のある日本語ペラペラ外人など、30人ほど集まってくれて、盛りが上がり、

二次会に深夜、友達の家で飲み会をしていたら、騒ぎすぎて近隣に警察を呼ばれ、

日本人会最初のイベントにして最後のイベントになるところでした(;^_^A

リアルに笑えませんが、みんなが本気で楽しんでくれてるのをみてると、自分もすごい幸せな気分になりました。




それにしても、

去年の今頃と比べたら大違い。

生活に余裕はなく、

授業についていけるか心配してたり、

新しい研究室にも慣れてなくて、

ミーティングなんてちんぷんかんぷん。

秋の学期が始まると、大学院に生き残るためだけに、

土日を含め、朝から晩まで、研究室にこもり、

授業、研究のことだけを考え、

正直、毎日苦しかった。




今は、

生活にも慣れ、

授業数も少ないし、研究結果もでてきたし、

研究室は家族みたいなもんだし、

アメリカ人、日本人友達もいっぱいできた。

さぼるすべも身につけ、

要領よく最低限の仕事をこなしていれば、坦々と過ぎる日々。

正直、毎日楽だ。




目指しているはずの場所は、

「大好きな人たちに囲まれて、楽しく過ごしている今の自分」

のはずなのに、罪悪感や物足りなさを感じる。


もう戻りたくないはずの場所は、

「劣等感と孤独を感じて、苦しんで、苦しんで、少しでも周りに追いつこうと必死な自分」

のはずなのに、今はそんなハングリーさがかっこいいと思えてしまう。



うーん、矛盾してる

なんで楽しんでる自分にイライラして、

苦しかった自分にあこがれるのか。




きっと、

本当に目指してる場所はここじゃないからだと思う。

ゴールがもっともっと先にあるから、満足しようとしてるのにイライラする、

んだと思いたい。


やらなきゃいけないことを明日やればいっかとか。

講義や論文でわからなかった単語の意味をあとで調べよーとか。

自分自身にうまーい言い訳をつけて遊んでる自分とか。



なんか違うんじゃないかって思う。

だって、学会で出会った人たちとか、

学科・研究室の人たちをみてれば、

自分に足りないものは明白だし、

そのためにやらないといけないことはたくさんある。

それを知りながら、遊んでると、こんな矛盾を感じちゃう(´д`lll)




ヒトは本当に追い込まれてると、選択肢は一つ。生き残ころうとするだけ。

ヒトは甘やかされると、選択肢は二つ。そのままだらだら過ごすか、さらに苦しんでみる。




だらだら過ごしてるだけで、十分楽しいのに、

わざわざ苦しむなんて、生き物として大丈夫かよ、と思う(笑)


でも今まで、苦しみ抜いた先に悪いことはなかったし、

このセミスターはまたもう一回、苦しんでみようかなって思う。


その先にまた楽しいことを見つけて、また同じ矛盾に迷い込んで、

また苦しんでたら、エンドレスじゃん!笑


とも思いますが、とりあえず、またもうちょっとだけ、先に進んでみますわ。

もちろん、遊ぶことも忘れませんぜ Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒(。A。)!!!

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