「新・トンデモ超常現象56の真相」 | 猫・犬・読書・雑感・備忘録

「新・トンデモ超常現象56の真相」

新・トンデモ超常現象56の真相 (Skeptic library (06))/皆神 龍太郎
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     2001年8月30日 第1版第1刷
2001年9月30日 第1版第8刷

久々に読書の記録。
本物のオーパーツを知りたい私。
第1章から、見事にコテンパンに打ちのめされました・・・。
当たり前ですけど・・・

”2000年前のバグダードで電池が作られていた!?”
は、電解液が何なのか不明。
大型のムカデやカブトムシから採取できるベンゾキノンを
利用していたのでは?などの天然物系の酸では、
電流が弱すぎ。
無機物の酸が入れられていたにしては、
アスファルトで蓋をしてしまっては、
酸素の供給が途絶えてしまい、反応がすぐに止まってしまう。
で、電池ではなく、呪術用の箱?

”水晶どくろ”は、発見した場所が怪しい。
どくろの出自について記録がない。
ちなみに、約半年かけてブラジルの一家が
水晶どくろを作った記録があることから、
見かけより、簡単につくれてしまうものらしい。

”コソ加工物”
もう、これなんかホント、びっくり。
50万年前の、前石器時代に点火プラグのようなものを
作っていたのか!!
と思ったら、コソ山脈で採鉱作業が行われていた時に、
T型フォード車のエンジンに積まれていた
点火プラグが落ちたもの、なんて。
・・・だから、石炭の採掘後も、数百年後には、
こういうことが起こるかも!!



他にもいろいろ。
いろいろ、ウソや間違いだらけなのね・・・とがっかり。
テレビって・・・。

有名なメアリー・セレスト号事件。
乗員がたった今消えた・・・とかいうやつ。
飲みかけのコーヒーなんてなくて、
何もなくなっていない、というのもウソで、
しっかり救命ボートがなくなっていた。
もうやだやだ!
フィクションを楽しむのも好きだけど、
あたかもノンフィクション風に仕立て上げたものはね・・・。
すぐにだまされちゃうから・・・

(あ、「ゲゲゲの女房」は、フィクション混じりで、 OKです!)


そんなこんなで、いろんな謎(?)が解説されているので、
まあ、おもしろいかも。
一つずつ、伝説と、真相に分けて書かれているので、
伝説だけ読んでも楽しめます!


他にもあるみたい。 
要チェックです。
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