2016年6月9日に、AKB48の公式ウェブサイトで発表された、

『AKB48グループにおける運営について』

と題された記事を見つけた時には、「ついに恐れていたことが起こってしまったか」 という思いと同時に、本当に こいつらいったい何やねん! (; ・`д・´)!! 』 という言葉以外思いつきませんでした。
 
それがどんな記事かというと、👇 こんな記事です。
 
「いつもAKB48グループを応援してくださり、ありがとうございます。
さて、この度、SNH48の現地における運営サイドに契約違反があり、運営の見直し等を図る必要が出てまいりました。
よってこの現況に鑑み、AKBオフィシャルサイト上に掲載されていたSNH48に関するすべてのバナーや広告を削除しました。
なお、北京及び広州にて発表されている「BEJ48」(北京48)及び「GNZ48」(広州48)については、当社は感知しておらず、AKB48グループとは何の関係もないことを この場を以てご通知申し上げます
 
これはつまり、早い話が、、AKB48Gの目の届かない所で好き勝手なこと(勝手に中国国内に姉妹グループを量産し、勝手に、自分たちで楽曲を作ってリリースすると言うようなこと)をし始めたSNH48の運営に対して、、AKB48Gの運営(AKS)から出された、『絶縁状』です。
(もちろんSNHのメンバーに非は一切なく、すべて悪いのは、目先の金儲けのためには恩を仇で返すことを何とも思わない、どこぞの都知事と同じ人間性しか持たないSNH48の運営会社ですが)こうなることへの危惧は、中国という国がどんな国かを否応なく見せつけられてきた私たち(家電でもすし店でもラーメン店でも、日本人がアジアの貧しい同胞として受け入れ、一からノウハウを教え、育て、のれん分けをしてして暖かく見守ってあげていたら、いつの間にか裏で薄汚い工作をされて裏切られ、のれんも権利もすべて乗っ取られていたというよな話を幾度となく聞かされてきた私たち)には、中国に姉妹グループができるという話を聞いた時からあったわけなのですが、それでもなお、金儲けではなく、夢を共有する運命共同体であるはずのAKB48Gにだけはそうした薄汚れた事は起こらないのではないだろうかという淡い期待はあったわけです。
 
しかし、その期待は見事に裏切られ、それは起ってしまいました。
 
そして、この出来事が、AKSとSNH48の間で交わされていた契約事項に関する解釈の食い違いによって起こったことではなく、今回の問題に対するSNH48側の間髪を入れない素早い反応などを見ると、それはずっと前から準備されていた、完全に計画的、確信犯的な裏切り行為であることが伺えます。
 
以下は、翌日SNH48サイドが反論として出した声明の、翻訳要約されていたもののコピペです。

  

  「AKB運営の一方的な発表に対して」の回答

「SNH48は完全に独立し、自主経営している中国本土化大型アイドルグループであり、ネットのコンセプトに基づいたアイドル育成プラットフォームです。運営は日本のAKB48と国を越えた技術協力のなかで行われており、いわゆる違反行為はありません。我々は、今まで通りの運営を行っていきます」

「2016年4月20日、SNH48運営は公式に姉妹グループBEJ48とGNZ48を設立することを発表しました。同時に音楽もオリジナル戦略をとることを発表しています。これはSNH48がすでに全面的に独自路線を走っていることを意味しているのです」

   すでに発表されているオリジナル楽曲や公演は極めて良い評判であり、同グループは アーティストとして長期的な発展を遂げるために、今後も独自路線を歩み続けます。

 

 

 

私は、この第一報を聞いた時は、てっきり、AKSは、したたかな中国人に「一方的に裏切られ、してやられたのか?」と、少なからぬ敗北感を味わっていたのですが、過去にさかのぼってよくよくこのことを調べなおしてみると、どうもそうではないらしいこともわかってきて、ちょっと、「ホッ」 っとしていたりします。
 
この問題を調べなおして分かったことは、AKSはただSNH48運営会社にしてやられたのではなく、逆に、『強烈な反撃を用意したうえで、切り捨てる作業に入っている』 ようだ、ということです。
 
それを教えてくれたのは、4月20日の地下のネットにあった以下のようなニュースであり、それを基に語られていた地下ネット民のスレです。
 
そのコピペがこれ  👇
まず、以下のニュースが紹介され、その後にスレが続いていました)
中国共産党の機関紙『人民日報』国際版、『環球時報』のウェブサイトに2016/04/20(水)、AKSが中国の音楽サイト「酷酷音楽」と提携し、同社が中国国内でAKSが著作権を有する楽曲を独占的に管理するというニュースが出ていた。
 
(もしこれが)本当だったら中国国内でいまAKSからAKB48系グループの楽曲の権利を正式に受けているSNH48運営会社はどうなるの?という話。
 
それに、そもそもAKB48の中国語公式サイトにも、AKB48の中国ツイッター(新浪微博)でも発表されていないので、どこまで本当かは不明。最悪「酷酷音楽」のガセネタの可能性もある。
 
念のため日本語試訳しておく。
 
筆者注釈・このニュースは翌日、以下のようなザックリとしたものとして日刊スポーツなどで配信されています。・・・《AKB48グループを中国で展開していくために、運営会社AKSはこのほど、中国の文化産業ファンド「中投中財基金管理有限公司」と、中国のネットデジタル音楽配信プラットホーム「酷酷音楽グループ」との業務提携で合意したことを発表した。

 今後は、AKB48やほかの国内の姉妹グループなども、中国で積極的に活動していくことになる。》

 
AKSが強大な中国戦略連盟を設立、中国内事業を全面展開へ (2016/04/20 17:09:00)
 
「先日、日本のスーパーアイドルグループAKB48の運営管理会社、株式会社AKSが、中国トップクラスの文化産業基金・中投中財基金管理有限公司と、中国最大のインターネットデジタル音楽プラットフォーム・酷酷音楽グループ(酷狗音楽、酷我音楽)が全面的な戦略提携を展開すると発表した。
 
この合同戦略の範囲はAKSの今後の中国における業務すべて、つまり、同社旗下のスーパー女性アイドルグループAKB48および公式姉妹グループの、中国におけるオンライン、オフラインの活動、レコード制作・出版・発行、巡回コンサート、インターネット生放送、音楽および映像作品の版権、映像作品の出演、新たなアイドルグループの選抜と育成および派生商品の開発と販売など、すべての業務を含む。
 
今後は、多数の中国国内の大型バラエティーメディアグループと深い業務提携を行う予定だとしている。
 
各方面で優位性のあるリソースを統合し、業務提供をおこなうことで、双方は中国内の音楽、ネット生放送、芸能、スター育成、インタラクティブなサービスと知的財産権、運営などの方面で連携し、総合的な提供効果を必ず発揮し、本当の意味での”総合エンタテインメント”構造を作り出すとしている。
 
AKS社長の吉成夏子氏は次のように話している。 ”今回の戦略的な提携では、私たちは中国の多くの文化メディア組織を深く調査した結果、最終的に(酷酷音楽を)選択しました私たちの提携戦略は、AKB48ブランドの発展と、中国での本土化(訳注:中国現地の事情に合わせて適応させるという意味)は、比べるものがないリソースとチャンネルを持つことになります。
 
私たちは、AKBのスター育成経験を利用して、中国のマーケットと国情と結合させれば、そう遠くない将来にかならず中国市場でひとつの”経済的な奇跡”を創造できると信じています”。
 
酷酷音楽グループCEOの謝国民氏は次のように話している。”酷酷音楽旗下の音楽サービスプラットフォームは、酷狗音楽、酷我音楽、および、音楽映像化サービスのレインボーミュージックチャンネルを含め、合計で毎日のアクティブユーザが1億、月間のアクティブユーザは4億を超えています。
 
すでに中国最大のインターネットデジタル音楽プラットフォームとなっており、グローバルでもユーザ規模が最大のインターネットデジタル音楽プラットフォームとなっています。
 
酷酷音楽は広大なユーザグループと、インターネット、音楽、映像、ゲーム、ネット生放送、テレビなどの知的財産と豊富で多彩なチャンネルを持っています。
 
AKSが持っている強大なタレントリソースと豊富な運営経験と合わせ、双方のリソースの優位性を相互に補完し協力することで、必ずAKB48を中国本土に定着、速やかに発展させ、中国エンタメ市場でまた一つオリジナリティのあるモデルになるでしょう。”
 
酷酷音楽グループのコンテンツ事業代表の姜山氏は次のように話している。”中投中財は中国トップの事業買収基金で、音楽、ゲーム、映像、スポーツなどの領域で大規模な縦横の統合を行っています。
 
同社の作り出した業界トップクラスの企業は相当なマーケットシェアと業界での影響力を有しており、酷酷音楽も中投中財の参加した投資の文化産業プロジェクトの一つです。
 
AKSはAKB48などのスーパーアイドルグルーの統括運営会社として、日本の現有リソースに対して構造的な統合を行い、日本および中国の音楽産業のコラボレーションとWIN WIN関係を増強させています。
 
AKB48は成立以来、”会いに行けるアイドル”という全く新しいコンセプトを打ち出し、庶民のアイドルの本当の意味での大衆化を実現させました。同社が獲得したマーケットは誰もが認めるもので、ポップスと商業文化の領域で独自の道を切り開き、オーディションによるタレントグループの”経済の奇跡”を創り出しました。
 
AKB48の成功モデルの助けを借りて、私たちはAKSのタレントマネジメントモデルとその豊富な経験にも非常に期待しています。”
 
(筆者注釈・・・・ちなみにSNH48の現地運営会社は《上海なんたらかんたら文化伝媒有限公社》です
 
以下は、
このニュースに対するスレです。
 
Posted on2016/04/21Authorsnh48info

このAKSと「酷酷音楽」の提携が本当だとすると、AKSはSNH48とその姉妹グループを切り捨てるということか?

 
これってSNHの運営会社が今週7つの支店を立ち上げて
 更に2018年までに中国内に10のグループを競わせる体制にするって
 発表してたのと関係あるの?
 
56: 47の素敵な(茸)@\(^o^)/ (スプー Sdf8-DbIH)  2016/04/21(木) 15:04:33.48 ID:a3QzFzbyd.net
>>53
 あまりにSNH側が勝手に暴走するんでAKB自体が対抗措置ってとこだろうな
 
60: 47の素敵な(SB-iPhone)@\(^o^)/ (ササクッテロ Sp8d-L+iy)  2016/04/21(木) 15:06:00.06 ID:HesGbKTwp.net
>>53
 昨日北京広州立ち上げをSNH運営が正式発表してからのこの記事だからね
 台湾やマニラは発表したけどこの件については無視してるし快くは思ってないだろう

67: 47の素敵な(やわらか銀行)@\(^o^)/ (ワッチョイ 75c8-C5As)  2016/04/21(木) 15:10:46.97 ID:4RuwtknB0.net
 コンテンツ、フォーマットとして
権利利権だけの関わりにしといた方がよくないか?
 それすらそのうちなし崩し的に払わなくなるのは目に見えてるが、
あの国と深く関わってもロクな話を聞いたことがない
 
70: 47の素敵な(庭)@\(^o^)/ (アウアウ Sa03-Um3y)  2016/04/21(木) 15:17:36.94 ID:dDnMjGP8a.net
 中国でコンテンツビジネスを展開する時は
 無理してでも台湾に会社を立ててそこから本土に入っていかないと
 クレヨンしんちゃんの時の二の前になるよ

71: 47の素敵な(大阪府)@\(^o^)/ (ワッチョイ 8382-VxN2)  2016/04/21(木) 15:20:24.78 ID:CHDGkVPk0.net
 中国側が独立を狙って動いてるのをけん制してるのか
 
73: 47の素敵な(茸)@\(^o^)/ (スプー Sda8-2smc)  2016/04/21(木) 15:24:26.29 ID:4exQCTFcd.net
 中国の48GはAKSの意向なんか完全無視で動いてる感じだよね
 日本の48Gのお下がりの曲をメインにしてやっていこうとは思ってないだろうな
 
98: 47の素敵な (地震なし)@\(^o^)/  2016/04/21(木) 16:21:06.99 .net
 
 これで中国国内からの海賊的ネット発信を一元化管理し取り締まれるってことか?
 
108: 47の素敵な(地震なし)@\(^o^)/ (ワッチョイ 55d8-FmnC)  2016/04/21(木) 18:17:19.98 ID:o0ZiWZBF0.net
 楽曲配信サービスの会社だな
 MP3ならDLされやすいけど容量の大きいハイレゾ音源は大丈夫だろう
 
13: 47の素敵な(茸)@\(^o^)/ (スプー Sda8-auP3)  2016/04/21(木) 13:47:36.81 ID:SxYBa4QVd.net
 SHNの全ての業務をその中国企業に丸投げするってこと?

63: 47の素敵な(大阪府)@\(^o^)/ (ワッチョイ 8382-VxN2)  2016/04/21(木) 15:07:30.59 ID:CHDGkVPk0.net
 いまいち掴めんニュースやな
 
👆 これに対する私なりの解釈を述べるなら、多分、AKSがやろうとしていることは、「毒をもって毒を制す」 的な戦略で 「それなりの制裁を加えるべき中国人には、より信用できそうな、(前回の失敗への反省を糧として)より緻密な契約を結んだ中国人をもって戦わせる」 ということなのだと思います。
 
まぁこれも、危険な賭けではあるかもしれませんが、どこぞの都知事の異常過ぎる言動を見てもわかる通り、全くモラルを持たない人間に対してモラルを持った人間が戦おうとすると、「悪貨は良貨を駆逐する」の諺にもある通り、モラルを持っている人間の方が疲弊してしまうので、これはこれでありだと思います。
 
蛇足ながら、SNH48の違反行為を簡単に説明しておきますと、以下のようになります。
『2015年まではAKB48Gの楽曲を中国版にアレンジして活動してきたが、今年に入ってからは、突然、オリジナルの「原動力」 「夢想島」といったシングルをリリースし、4月にはAKSに何の連絡もなく北京と広州に姉妹グループを立ち上げ、5月20日には、オリジナル公演「心の旅人」をスタートさせるなど、好き勝手に暴走し始めていた。』
 
今回の事件に対して、AKB48の主力メンバーとして上海に渡り、SNH48のメンバーたちにAKB48魂の何たるかを教え、プロとして一から育てる役割を担ってきたメンバーの一人は、ツイッターで
 
「私が卒業したからとか関係なく、 なんかモヤモヤする。。。
作ったのにほったらかしにしてたのも悪いし、勝手にいろいろしちゃうのも悪いし。。。
うーん、、、 ここに書ける言葉がこれ以上出てこない。」
 
と、AKB48Gの運営を批判し、SNH48の運営を擁護するような発言をしていますが、、以上のことからもわかる通り、AKSがSNH48をほったらかしにしていたのではなく、彼らとの付き合いの中で早くからこうなることが予測できるような動きを察知していたため、最初から警戒し、距離を置くとともに、その対抗策を用意していたとみる方が正解のようです。
(当然のことながら、こうしたことは、現場のメンバーにはわからないように進めるのが鉄則なので、彼女がそうしたことを知らず、SNHのメンバーなどへの情から、上記のような発信をしたとしても非難にはあたりません。彼女もつらいところだろうな・・・と思うだけです)
 
しかしこうなった以上、SNH48サイドに、彼らが思い描いているような未来はおそらく来ないし(当然のことながら、たった10数曲の楽曲しか持たないSNH48Gが、AKB48Gの楽曲の使用を拒否された後も、今までのような活動や人気を維持できるとは到底考えられない) SNHの運営が思っているほど、SNH48を失ってもAKSサイドにはダメージもない。
・・・というか、失ったものより得たものの方がはるかに大きいような気がします。
 
そのことを、一番よくわかっていないのはSNH48の運営会社で、わかっているのは中国のSNH48ファンのみなさまかもしれません。
 
それを教えてくれるのが、今回のことに対して、、中国のネットユーザーから寄せられたSNH48の運営サイドへの批判的なコメントです。
以下はその一部。

「決別宣言?」
「中国らしい」
「SNH48がついに愛国革命団に変わった!」

「結局、金の問題だろう」
「少なくとも、SNHの言うオリジナル路線には賛同できない」
「SNHにしてもテレビのバラエティー番組にしても、日本や韓国のまねごとばかり。オリジナルの影も見えない」

「オリジナル?じゃあ、何から何までパクリだね」
「『オリジナル』には笑った。そんな実力あったの?」
「(SNHの)運営側は本当に恥知らず。AKBの曲がなければ、こんなに多くのファンがいたとでも言うの?」

「まったく。デビューからずっとAKBの歌の翻訳版に頼って知名度を上げてきたのに。ここに来てオリジナル?厚かましいにもほどがある」
「AKBグループは女の子以外に、プロデューサーの秋元康氏が最も重要な人物だよ。彼がいないグループはただのガールズグループにすぎない」
「『完全に独立したアイドルグループ』って…。じゃあ、君たちの歌はどうして全部AKBの中国語バージョンなの?衣装は?道具は?全部、パクリってことじゃないか。他人の成果を盗んでおきながら、規則に違反してまで自分のグループを育て、除名されたら開き直る。まったく腹立たしい」(翻訳・編集/北田)》
 
なお、直近の中国でのAKB48の動き、としては以下のようなニュースが届いています
YOUKU 優酷
TUDOU 土豆
LAIFENG 来瘋
TMALL MOHE 天猫魔盒
という、中国4つの無料動画サイトで、AKB運営から許可を得て、6月18日、正午から夜12時までの12時間、『AKB48選抜総選挙』の生中継が正式決定!したとのことです。
つまり (≧▽≦)ノ ということです。
今回の記事は以上です。
それではまた。
 
(今回、エディタを最新のものに変えて使ってみたところ、動画も、画像も、貼り付けられなくなっていいまいました。なので今回は文字のみの記事です。<(_ _)>)