夏が過ぎると食欲の秋がやってきます。
そしてバーベキューの季節です。
夏にやるバーベキューも面白いですけど、暑さや強い陽射しがない環境で大好きなお肉を食べられるのはすごく幸せなことです。
ならば焼肉屋とか屋内でやればいいじゃんか。
もちろんそれもいいです。
だけどバーベキューには、お肉をおいしくさせるさらなる要因があります。
それは外で食べるということ。
外で食べると大した料理でなくてもおいしく感じます。
家で卵焼きを食べるよりも、運動会のお弁当に入っている卵焼きのほうがおいしい。
家でパンを食べるよりも、公園で食べるパンのほうがおいしい。
僕はそんな人です。同じことを思う人も多いのではないでしょうか。
そんな僕が手にしたのがこの本です。
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たけだバーベキューさんはバーベキュー芸人として年間250回以上焼いているという、言わばバーベキューで食っている人です。
ちょっと表現ややこしいですね(笑)。
だけど芸人というだけあって、表現力がある人だなと思いました。
だってさ、この本を読んでさ…、さらにバーベキューがしたくなったんさ。
(沖縄ことば?)
バーベキュー本の多くが、料理本の延長でバーベQ料理のレシピを紹介するものがほとんど。
そしてバーベQのテクニックをというよりも、アウトドア全般のテクニックを紹介しているような本が多いと思うんです。
こういった本を読むと、なんかアウトドアのプロっぽさが強調されすぎていて、一般人の我々が仲間同士でバーベキューをするには敷居が高く感じるように思うのです。生半可な気持ちじゃケガをするような。
だけどこの本は一般人が仲間内でバーベキューをする時の目線で書かれているように思うのです。
第一章では『バーべの心得Qカ条』として、バーベキューを楽しむ上での心得が紹介されています。まず自分の肩の荷が下りたような気がしたのが、
・バーベキューに失敗はない。
・バーベキューは不便さを楽しむものだ。
・バーベキュー奉行はいらない。
など、カタにはまらずに楽しもうということが挙げられています。
そうなのよ。肉を焼いて食べるというシンプルな料理を作るのに、ガチガチのルールはいりませんもの。
また失敗はないというあたりはNLPの専門家である僕からすると非常に受け入れやすいお言葉なんですよね。そうなのよ。なんでもありなのよと。
そして、
・下ごしらえはいらない
というあたりに、バーベキューの醍醐味が集約されているようにも思います。
なんでも自分でやろうとせずに、全員参加を意識すること。これこそがバーベキューの醍醐味なのです。
なんでも自分でやろうとすると、自分一人がしんどい思いをするし、失敗も自分一人で背負い込むことになります。バーベキューには失敗はないのに。
また周りの人もまったく何もしないで見ているより、手伝う方が面白いはずです。
自分も人に誘われて行くときなんかはけっこうお手伝いをしていたりしています。好きだからね。
バーベキューって一人で行っても面白いんだけど、大勢で行くと楽しいものの一つだと思います。
スポーツでもなく、観光でもなく、単純に肉を喰らうというイベントです。
そして全員参加となると自分の手が加わったものを食べるわけですから、料理人が料理したものを食べるパーティーとはまた違った趣があるし、何より一致団結してできた達成感が味わえます。
正直僕はこっちの方が好き(笑)。やっぱりこれこそがバーベキューの醍醐味だと思うんですよ。ハイ。
第二章以降では火起こしの方法やバーベキューの道具、簡単にできるバーベキューのレシピや場所の選び方などのスキル的な内容を紹介してあるので、満足度の高い1冊でした。
うずうずしてきます。
さあて、秋に向けてバーベキューの計画でも練ろうと思います。
そしてもしバーベキューの計画があるなら誘ってください(笑)。
バーベキュー交流会なんてのも面白いかもね。
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2016年9月7日(水)敷居の低い読書会
The Gut Cafe(滋賀県草津市)にて開催。
夏も過ぎ、読書の秋が近づく頃。
本番を迎える前に大好きな本について語り合いましょう。