夏純と栄心が勉強を頑張っているけど、栄悟はゲームとか遊びに夢中でした。
そんな彼が「お父さん将来少し不安」と言った。
私は彼に言っていました。
「不安という事を感じているだけで大丈夫。
何かをしたいという事を探し続ける事だけはしなさい。
元気に生きる事はとても優しい事。
子どもはそれだけで十分。
栄悟が病気や事故にあって、勉強しろとお父さんは言わない。
だから、お父さんにとって君らが元気なら、それ以外はただのおまけだよ。
それにお父さん自体がろくでもない学生生活を送っていたんだから言えるわけがない。
栄悟は本気になったら別格だから、本気でやろうと思うまで努力はしなくていい。」

スイッチが入ったみたいで、
「急に中学受験をする」
常識では間に合わない。



私も大学受験は9月2日の全国模試で30偏差値がなかった。
でも、12月には偏差値60を超えた。
選挙も3週間前で何もわからないまま活動した。
勝った。
常識なんて俺がやっていないから関係ない基準。
常識に囚われて何がおもしろいんだろな。




栄悟も同じ感じ。
朝早起きして勉強して、帰ってすぐに塾に行き、夜ご飯食べたら、また塾の自習室まで行き、22時までみっちりやっているみたい。



彼は天才だから大丈夫。
圧倒的な集中力があるから。
彼は何かを見つけたんだろうな。
でも、彼のスイッチは聴かない。



子どもの判断はまだまだ未熟。
逃げ道を用意する事は親の役割。
努力しない姿を見守る事も根性。
やりたい事を見つけて見守る事も根性。
どちらにせよ子どもが気付くまで可能性を見守る。
優しさは根性です。
下手な優しさを出すくらいなら、最初から出してはダメ。



やるなら全ては徹底的に。
その父の姿がテレビの映像に負けない様に。
影響力ある父の姿を魅せ続ける。
子どもに接するのではなく人として接するスタンス。
それが子ども達にとっての村上栄二の役目だと思っております。