民主党を離党した鈴木貴子代議士を巡り、北海道ではさまざまな報道がある。

今朝の北海道新聞4面で、佐々木隆博民主党北海道代表は「民主党の比例で当選した方で、議員を辞めてもらわなければ民主党に議席は戻ってこない。除籍、あるいは議員辞職を勧告しなければならない。」と出ている。

佐々木隆博氏は、平成26年12月の衆議院選挙での新党大地と民主党との合意を忘れているのか。その前にあなたは自分の力、民主党の力だけで当選できたのかとお尋ねしたい。信義や道義を持たない政治家に、必ず次期衆議院選挙で有権者が公正な判断をする事だろう。

昨日も書いたが、鈴木貴子氏は比例区単独1位登載である。当選が最初から担保されていたのだ。それは新党大地の北海道における実績、どの国政選挙でも45万~35万票取っていた事に対し、新党大地の一枠として、民主党本部と民主党北海道で共通の認識、価値観での1位登載なのである。

選挙協力した時の約束をも否定する発言をする人に政治を語る資格があるのかと言いたい。

新党大地代表として私は極力、反応は控えるようにしているが、多くの支持者、関係者から「鈴木さん、打って出れ。必要最小限の発信はすれ。」と言われるので、事実関係だけは述べていく事にする。

それにしても心ない、心の狭い、器量、度量のない発言に唖然とするものだ。

枝野民主党幹事長は、「政治生命を損なう誤った選択だ」とか「重大な反党行為だ」「こういう行動をするような方に対する支持は、間違いなく消えていく」とか、過激な発言をしている。

ならば私も、「おい、枝野さんよ、自分の言った事に責任を持てよ。私もそれなりの覚悟で打って出るからな」という思いで、相対していく決意である。

一方、自民党道連と補欠選挙が行われる5区支部の会議で、鈴木貴子代議士に応援要請を求める方針を決めたと北海道新聞は伝えている。

鈴木貴子代議士も昨日、「選挙応援は、要請があって初めて生じる。私に要請があれば、しっかりと検討する」と地元紙のインタビューに応えているので、連絡があり次第、判断する事だろう。

政治家は時に毅然と、時に決意と覚悟をもって、時に苦渋くじゅうの思いで決断しなければならない事がある。

今回の離党で、鈴木貴子代議士が政治家としての新しいスタートをしたと、見ていて感じる。信念を持った生き方をしていけば、自おのずと結果が出るもと確信している。