読売新聞一面に「参院選格差合区で是正 座長案一票『2倍未満に』鳥取・島根など20区前後」と出ている。選挙区選と比例選の現制度は変えないと書かれている。
 参議院選挙は、全国比例区と都道府県選挙区とになっているが、この際、比例区も選挙区も無くし、全国11ブロックにすべきでないか。
 ブロックごとに人口100万人で定数一人割り振っていけば今の242人から100人は削減できる。このくらい思い切った抜本的改正案を作って欲しいものである。
 そうすることによって参議院の重み、位置づけも明確になるのである。参院の選挙制度協議会の英断を待ちたい。
 同じく読売新聞4面に「国会改革メド立たず 与党『衆院先行』民主『衆参同時』」という記事もある。
 一昨年11月の当時の野田首相と安倍自民党総裁との党首討論で次期通常国会で一票の格差是正と、大胆な定数削減を行う事を国民に約束し、総選挙を行った。
 しかし昨年の通常国会では、議題にも上がらず今年の通常国会も残り70日しかないのに、全く議論が進んでいないのは立法府の怠慢である。
 特に一票の格差については、違憲、違憲状態と判決が相次いで出ている。国民の代表たる国会議員がその責任を果たしていない最たる案件が一票の格差是正、国会改革である。
 与野党の枠を超えて全国会議員が一丸となって取り組む一番の課題である。国会議員自ら、身を削る、血を流す決意を持って国民との約束を果たして欲しいものである。