みんなの党 渡辺喜美代表が昨日8億円借り入れ問題で辞任したが、今朝のテレビ報道・新聞各紙は渡辺氏の説明に対し納得していない。国民も同じ認識だろう。8億円と言うお金はとんでもなく大金である。
 前回の記者会見で手元に残っていないと言っていたお金は、昨日は妻の口座で保守・管理してもらっていたと述べている。
 これでは猪瀬前都知事の妻の貸金庫に保管していたと同じ流れである。
 又、渡辺氏は法的には問題がないというが、決めるのは検察・警察で、特に世論である。
 自分から法的に問題ないと言っても法律以上に重い道義的責任問題はまだ解決されていないのである。
 返金してもこの問題の決着ではないというのがテレビ・新聞での一般の皆さんの圧倒的声である。お金の使い道を正直に説明した方が渡辺喜美氏の将来のためではないか。
 お金を貸したDHCの吉田会長は「問題は私に嘘をついたかもしれないということですが、中略、これからは嘘をつかないようにしましょうねと注意して上げるだけの話です」とコメントしているが、「嘘」と言われないためにもやはり説明責任を果たすことが大事である。時間を置くと又、色々言われる。一日も早くあの饒舌じょうぜつな喜美流のもの言いで国民がわかったと理解する説明を願ってやまない。
 3月14日から2泊3日の予定で2歳と9カ月の子供を預かり、2歳の男児の遺体が見つかり死体遺棄容疑で逮捕されたベビーシッターが再逮捕されている。
 9カ月の子にミルクをあげず、発見時には服も着てなく低体温症脱水症状もあり体に数個の痣があったという。
 この件についてはブログで乙武さんとのやり取りもあったが、どう考えてもよく調べず、自分のお腹を痛めたかけがえのない最愛のしかも2歳と9カ月の子供をいい加減なベビーシッターに預けた親の責任は大きいのではないか。
 22歳の母親の近くに44歳の自分の母親がいるにもかかわらず、何のために2泊3日預けたのか。
 その説明もなく極めて安易にネットで見つけたベビーシッターに預け、一人は亡くなり、もう一人も今も入院中と聞くとやはり親としての基本的な心構え、有り様が問われるのではないか。
 こうした悲しい出来事が2度と再び起きないことを願う者として、やはりこのお母さんにどうした経緯でベビーシッターを頼み、身元確認等どうだったのか話してもらうことが世の中色々な事情の中で頑張っているシングルマザーの皆さんに安心と勇気を与え、更に政治の面で何をサポートし政策展開が必要か見えてくると思うのだが。
 午後から大変お世話になっている方が亡くなり、葬儀委員長を仰せ付かったので釧路に飛ぶ。
 昭和58年からの支援者との別れは辛いものである。心からのご冥福をお祈り申し上げた。