乙武洋匡さんと私とのやりとりの中で、多くの人から様々な声が寄せられたが、圧倒的に「身元のはっきりしない処に我が子は絶対に預けません」という、とくに女性の声が多かった。
乙武洋匡さん、駒崎弘樹さんにお聞きしたい。
この22歳の母親は仕事の為、生活の為に子供を預けたのでしょうか。「世の中には様々な環境で生きている人がいるが、政治家だからこそ、弱者への心配りを」と、乙武洋匡さんは私に回答してきましたが、この22歳の母親は仕事の為、生活の為に子供を預けたとは思えません。
3日間何をしていたか、どうして子供を預けたのか、今もって母親から説明がないのは不自然です。
前に預けた時「痣ができていた」とも話しておられましたが、それならば尚更、子供の預け先は十分調査して、念には念を入れて預けるのが親としての当然の責務、義務ではないでしょうか。
この22歳の母親のお母さんは、44歳で近くにおられるとの情報もありました。乙武洋匡さん、あなたの回答の中に「ひとり親で近所に知人などもおらず」とありましたが、一番近い身内の人が傍にいながら、どうして相談しなかったのでしょうか。正確な人間関係や事実を把握しないで、ただ同情するようなことはよいことではないと思います。
乙武洋匡さん、駒崎弘樹さん、どうかこの22歳の母親に「仕事の為、生活の為子供を預けていたのですか」と「3日間何をしていたのですか」と、確認して頂ければ有難い限りです。その上で、私の考えに対して、忠告、叱咤頂きたいと思います。
世の中、時に間違った同情をすることがあります。そのことがまた、不幸を作ることにもなります。より公平、公正な社会にする為にも、乙武洋匡さん、駒崎弘樹さんのご尽力に期待いたします。
厚生労働省は、昨日特別養護老人ホームへ入所できない待機者が、全国で52万人いると公表した。前回公表した2009年12月の約42万人から5年間で10万人も増えた計算になる。
「待機児童」という言葉はよく耳にするが、高齢化に伴い「待機老人」は、社会問題として受け止めなくてはならない。地方自治体も、特養整備を進めてきているが、それ以上に高齢化が進み、追いついていないことになる。
政府は、今国会に特別養護老人ホームへの入居条件を、来年から要介護3以上にする介護保険法改正案を提出しているが、入所できない人は、デイサービスや、ホームヘルパーの利用になる。これも十分な体制になっているかどうか都会と地方では実際、相当差がある。
よく「子供叱るな来た道じゃ、年寄り笑うな行く道じゃ」と言われたものだが、改めてこの言葉の重み、意味を考えながら、長生きしてよかったと言われる日本社会にしなくてはならないと、つくづく思うものである。
大相撲大関鶴竜が正式に第71代横綱に推挙された。
ニュースを見ていると、私が後援会長をしている八角部屋の八角親方(第61代横綱北勝海・現日本相撲協会理事)が使者として鶴竜関に伝えた。
横綱の口上がいつも話題になるが「これからより一層稽古に精進し、横綱の名を汚さぬよう、一生懸命努力します。」と、淡々と新横綱は述べていた。
15歳の夢を叶えた今日までの歩みを正直に表した言葉で好感が持てた。
来場所は3横綱の土俵入りである。国技大相撲が益々発展することを願ってやまない。