東日本大震災から3年、テレビ・新聞は特集を組んでいる。

14時40分から天皇皇后両陛下ご臨席の中、東日本大震災3周年追悼式が行われた。

天皇陛下が「被災地に一日も早く安らかな日が」とお言葉の中で述べられていた。

司々の立場の人はこの陛下のお言葉を十分胸に刻んで全力で取り組んでほしいものだ。

陛下のお言葉に頭を下げながら3年前、大震災発生から5日後3月16日の天皇陛下のお言葉を思い出した。

その中で「何にも増して、この大災害を生き抜き、被災者としての自らを励ましつつ、これからの日々を生きようとしている人々の雄々しさに深く胸を打たれています」とお述べになられた。

あの時、喜連川社会復帰促進センターに収監中であった私だったが、この陛下のお言葉で「日本が救われ日本は立ち上がれる」と確信したものである。

昨日、安倍首相は3周年を前に記者会見をしたが、復興に向け有言実行を示してほしいものである。

復興に関してだが、震災の起きた3年前私は月刊宝島7月号でのテリー伊藤さんとの往復書簡の中で「復興に向けたグランドデザインが必要だ!

何よりも復興に向けたグランドデザインをつくることです。日本の力は勿論、世界の英知を結集して21世紀の文明は東日本大震災からはじまったと言われる様な、地球規模での発想アイデアをもって取組むことです。

自然との共生、風景、デザインもとり入れドリームランドにするのです。ランドスケープのような、その地域の文化、歴史もふまえ象徴となるような建物、記念碑、夢のある都市をつくることが、犠牲になられた方々にも報いることだと私は思います。

ここは平成の後藤新平の気概で、気宇壮大な心づもりで取り組むことです。」と書いたものである。

同様のことを2011年(平成23年)5月19日の東京スポーツ「ムネオ獄中記 塀の上の雲」欄にも書いた。

是非とも21世紀の文明は東日本大震災から始まったと言われるような気宇きう壮大そうだいな世界の英知を集めたグランドビジョンを作り、ドリームランド・メモリアルモニュメントを作ってほしいと心から願ってやまない。