橋下大阪市長は昨日記者会見し、辞職して出直し選挙に出ることを表明した。
「大阪都構想」は各党が「大阪市廃止」に反対しており、この状況を打開するために選挙をすると言うのである。
「選挙をするまでのことか」という声もあれば、「住民投票」で決めればよいとか、さまざまな意見があるだろう。
この橋下大阪市長の会見に対し自民党・民主党は早々と候補者を出さないと決めている。公明党もその方向だと報道されている。
 橋下市長の「市の権限を府に移し、大阪市を廃止し特別区にする」ことに反対しているならば各党は闘うのが筋だと思うのだが。なんとも分かりづらい流れである。
この橋下大阪市長の会見に松井大阪府知事が同席している。行政自治体は「都道府県・市町村」という順番である。それぞれ独立はしているが、市が府よりも行政組織として上に位置付けられることはない。
その大阪府の知事が市長のカバン持ちみたくよく記者会見等に同席している姿を拝見するが、この歪(いびつ)な関係を不思議に思う。
「大阪府知事は大阪市長の下請けみたいなものです」という声が私のもとに多数寄せられた。読者の皆さんはこの声をどう受け止められるだろうか。橋下市長自身、市長としてどこまでやる気があるのか。将来展望をどう模索してるのか。政界流動化に繋がって行くのか。さまざまな角度から見つめて行きたい。
新聞の出版社広告欄によく目を通すが、佐藤優さん関係本が圧倒的に大きなスペースで出てくる。
2月2日読売新聞3面「人に強くなる極意」(青春出版社)28万部突破、2面に「知の武装」(新潮新書)たちまち13万部突破と大見出しである。
佐藤優さんは国策捜査により外務省を去らざるを得なくなったが、逆に外務省時代よりも「知の巨人」として今や脚光を浴びている。
最初から鈴木宗男ありきの私の国策捜査の道連れみたいな形で佐藤優さんはとんでもない被害者になってしまったことに申し訳なさをいつも感じているが、これほど社会が高く評価し全国に佐藤ファンがいることにただただ「凄い人」だと思うのみである。
まだまだこれからもっともっと存在感を増して行くことだろう。佐藤優さんの大活躍にホッとするものである。