初めに一言申し上げます。
「 心に残る1本の映画 」 のバトンを渡して下さった masa-yanさん の
記事をご覧になった皆様 !
今回の私の記事をお読み頂いた途端 (; ̄ー ̄)...ン?
最初のどの映画にしようか迷っているあたり
masa-yanさんの真似じゃね ? と思われた方もいらっしゃるかもしれません。
でもね、この記事は 去年 に書いたものですから !
何で去年 ?
ということはさておき
masa-yanさんの映画記事の予告編を拝見して
「 あちゃぁ ~ 書き方ちょっと似てるなぁ 」
と思いましたが、そのままUP致しますね。
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尊師と崇め、ブログを始めたばかりの頃からのお付き合いがある
masa-yanさん から 「 心に残る1本の映画 」 のバトンが回ってきました。
最初におんぷさんが浮かんだからと仰られ、嬉しくて小躍りしながら ƪ (◕ ◡ ◕ ƪ) "
受け取らせて頂きました。
私のキャラから考えると 「 ゴジラ対ヘドラ 」 か
「 ビートルズがやって来るヤァ!ヤァ!ヤァ! 」 と思われるでしょうが ^^
若い頃は毎週のように映画館に足を運んだものです。
1本に絞るって難しいですよ。
スピルバーグ にしようかなぁ、いや ヒッチコック とかのほうがいいか
チャップリン の無声映画も捨て難い。
ホラー映画好きの人はお笑いになるでしょうが
全くホラーがダメな私が唯一観た 「 オーメン 」 とか ^^
( ホラー好きの人にとっては、単に少し特殊能力のある少年の物語程度でしょうが
私はこれを観るのに物凄く勇気が必要で、心に残ってるのよ )
ベタな 「 タイタニック 」 でもいいですけど、一番印象深いのが
沈んで行く船上で、皆の気持ちを落ち着かせようと
ずっと演奏を続けた楽隊だしなぁ。
「 シックス・センス 」 は
「 この映画にはある秘密があります。
まだ映画を見ていない人には、決して話さないで下さい 」
という前置きが有名でしたが、精神科医が撃たれ病院に運ばれた冒頭のシーンで
なぜかその秘密に感づいてしまったら、その先がつまらなくてつまらなくて 。。。
そういう意味では、この映画も心に残っています。
「 燃えよデブゴン 」
サモ・ハン・キンポー の髪型も心に残っているっちゃぁ残ってる ^^
昨年最大のヒット映画 「 君の名は。」
注) 内容についてかなり触れておりますので
まだ観ていらっしゃらない方は、モノクロの画像までスルーして下さい。
感動し涙した、何度も見てしまったという人が多いのですが 。。。
私は もやもや感 が残る映画でした。
一緒に見に行った友人も全く同じ感想でしたね。
ちなみに全国の皆さんの感想を見てみましたら
感動 7割 もやもや 3割 くらいだったでしょうか。
これね、色々とつじつまが合わないことを流せるか否かということだけだと思うのです。
私は最初に2人が入れ替わったとき、それぞれの学校に行くというのが信じられなくて
いきなり心の中が 違和感 でいっぱいになってしまいました。
普通だったら、自分の立場が分からなくて引きこもりませんか ?
そして3年のタイムラグ !
テレビのニュースやカレンダーなどで時間のずれは容易に分かるはずでしょ。
もやもや組の感想では同じことを書かれている方が多かったですね。
アラ探しじゃないんです。
これ以外にも不自然な場面が多すぎて、映画に集中出来ないのです。
素直な性格じゃないからでしょうか。
先に映画を観ていた息子にこのことを話してみましたら
「 ありえないって言っちゃうのは、例えば空から女の子が降ってきた 。。。
とかから始まるアニメをありえないって言ったら終わっちゃうのと同じでしょ 」
と言われてしまいました。
いや、そういうことではないのですけど 。。。
糸 や 紐 が時空を飛び交い、口噛み酒、黄昏時
伏線がいくつも張られているのは面白かったので
ラストにもっと大きな感動があったら良かったのに。
でもラストを抑えたところが良かったのか 。。。
で、色々と書かせて頂きましたが
心に残った映画決めました !
黒澤映画の 「 羅生門 」
映画の記事って、あらすじ書きすぎちゃうと
これから見ようとされる人に悪いので、難しいですね。
とにかくこの映画は、人のエゴ が面白く書かれているなと印象深い作品です。
登場人物が少ないのですが、どの人の演技もいいですね。
特に 志村喬 は役柄にぴったり !
そして、この記事を書くに当ってウィキなど改めて見てみましたら
面白いことが書いてありました。
大映本社で試写会を行ったとき、出席した社長の 永田雅一 は
「 訳がわからん ! 」 と途中で席を立ち
総務部長を北海道に左遷、企画者をクビにしたそうです。
そんな中、イタリフィルムの社長の ジュリアーナ・ストラミジョーリ が
ヴェネツィア国際映画祭 の依頼で日本の出品作を探しているとき 「 羅生門 」 を観て感激し
出品作に決めましたが、大映側がこれに反対。
仕方なくストラミジョーリは自費で英語字幕をつけて映画祭に送りました。
国際映画祭で上映されるや否や大絶賛され、最高賞である 「 金獅子賞 」 を受賞。
すると、批判していた永田社長は手のひらを返したように大絶賛し始め
自分の手柄のように語ったそうです。
そのことを後に 黒澤明 が 「 まるで 『 羅生門 』 の映画そのものだ 」
と話した意味が、この映画を観た者にはよく分かるのです。
ご覧になっていない方には、お勧めしたい作品です。
それでは、次の方にバトンをお渡ししなきゃね。
このバトンは、快く引き受けて下さった アルファ156TAKさん にお渡しします。
ブロ友さんの中では、数少ない同級生。
他の人がスルーしてしまうような変なところに私が着目しても
( そうそう、その横隔膜をくすぐられるようなところがいいよね。分かる ! )
と、理解して下さる優しい方です。
TAKさん、よろしく ~