「中国、次は“AI教師”5兆円投入5億問蓄積…世界一の“AI国家”への野望」

中国は、国家の明日を担う優秀な人材を育てるため、AI(人工知能)を使った教育を国家戦略の柱と位置づけたほか、国を挙げて“AI(人工知能)戦略”を活発化させ、米を抜いて世界一の“AI(人工知能)国家”をめざす計画を着々と進めています。

 だがしかし。確かに、以前の本コラムでご紹介した“AI教師”を始めとする教育分野に関しては、日本も学ぶところが多いと個人的にも大いに感心したのですが、人民に対し、いまだに厳しい言論統制を断行し、ネットの規制・検閲を行う中国。AI(人工知能)を駆使した想像を絶する恐ろしい企(たくら)みが密かに進んでいたのです。

 というわけで、今週の本コラムは、水面下の中国で進むこの恐ろしすぎる企みについてご説明いたします。

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■iPhone X 顔認識なんて児戯…完全カメラ監視システム、まず2000万台

 9月25日付の英紙デーリー・メール(電子版)などが報じているのですが、今や何と、中国の街なかにある監視カメラにはAI(人工知能)が内蔵されているというのです。

 これらの報道によると、この試みは、逃亡中の犯罪者を正確に探し出して捕まえるといった犯罪防止プログラム「スカイネット」計画の一環といい、中国当局は既に、こうしたAI内蔵の監視カメラを2000万台設置したというのです。

 中国の国営テレビ局「中国中央電視台(CCTV)」のドキュメンタリー番組が、こうしたAI内蔵型の監視カメラの映像を公開するなどし、明らかになったのですが、その映像を見ると、この監視カメラは歩行者や自動車を運転中のドライバーの顔をズームアップで捉えることができるだけでなく、車の色や車種、歩行者の年齢、性別、衣服の色といった詳細を判別。

 そして、搭載しているAI(人工知能)が衛星利用測位システム(GPS)や顔認証システム、そして当局がまとめた犯罪者のデータベースとつながっており、例えば街なかで、信号無視した人物を捉えた際、まず顔認証システムで個人を特定。その人物が当局の犯罪者データベース内の人物と一致すれば、GPSを使って居場所を即座に探し出し、近くで警報が鳴り、警察官が駆けつける、という仕組みなのです。

 実際、中国当局は、南部の広東省にある深センで今年の4月、信号を無視して横断歩道を渡る歩行者を、このAI搭載型の監視カメラが顔認証システムを駆使し、違反者の顔を道路脇に設置したLEDスクリーンに映し出し、さらし者にしたのでした…。

 そもそも、この世界で最も先進的な監視システム「スカイネット」について、前述のデーリー・メール紙(電子版)は、米金融経済系通信社ブルームバーグの報道を引用し、中国で大きな問題になっている汚職官僚のうち、逃亡した人物を捜し出すと共に、彼らの不正流用資産を没収するため、当局が2015年から運用を開始したと説明。

 これがいまや、汚職官僚だけでなく、国内の各地でさまざまな地域社会の逃亡者を捉えるのに大きな力を発揮しているようなのです。

 無論、この「スカイネット」の登場に人民からは“日常生活が常に監視されることになり、プライバシーがゼロだ”というような非難の声がわき上がっています。

 ご存じのように、米アップルのスマホの最新型「iPhone X(アイフォーン・テン)」は、指紋認証ではなく、顔認証システム「Face(フェイス)ID」を採用し、話題を集めています。しかしこれ、逆に言えば、顔認証システムは、スマホで採用されるほどの普通の技術になってしまったことの証明でもあり、突き詰めれば、街を歩いているだけで個人を特定されてしまう世の中になってしまったということの証明でもあります。

 だがしかし。こんなことで驚いている場合ではないのです。

■通販アリババ協力、反逆者は生活できない状況に

 2015年10月26日付の英BBCや、同じ年の11月22日付の米紙ロサンゼルス・タイムズ(いずれも電子版)などが報じているのですが、既に今から約3年前の2014年6月から、中国当局は、全人民約13億8000万人の社会的・経済的な信用度を評価する「ソーシャル・クレジット・システム(社会的信用システム)」の構築を始めており、2020年までに、軽微な交通違反を含む全人民の全個人情報をデータベースで管理し、人民を番号で管理するシステムを完成させようとしています。

 要は、人民の全情報をデータベースで一元管理しようというわけで、中国の8つの大手企業が当局に協力し、人民の個人情報集めに走っているのですが、恐ろしいのは、その中に、中国のインターネット通販最大手、アリババ・グループと、その傘下の金融機関「セサミ・クレジット」が入っていることです。

 世界最大級のネット通販企業であるアリババと、その傘下にある「セサミ・クレジット」には膨大かつ詳細な個人情報を有しており、既に顧客をしっかり管理・分類しています。

 具体的には、各顧客の商品購入の際の支払い履歴や純資産、友人・仲間のネットワーク、学歴、職歴、消費習慣に関するデータなどを総合的に勘案。350〜950のクレジットスコアを顧客に割り当てています。

 そして、このスコアが650以上あれば、預貯金がゼロでも、アリババのサービスを使ってレンタカーを無料で借りられます。666以上だと最大5万元、日本円にして約84万5000円の現金を融資してもらえます。750以上あれば、欧州主要国を自由に往来・旅行できるシェンゲンビザを迅速(じんそく)に取れます。凄(すご)いですね。

 ところが逆に、このクレジットが少ないと、ネットの通信速度は遅くなり、レストランやナイトクラブ、ゴルフ場への出入に制限がかかり、海外旅行に行く権利がなくなります。

 それだけではありません。スコアが低いと、金融機関からの融資や社会保障の給付にも悪影響が出るうえ、公務員や新聞記者、弁護士になることを禁じられます。自分自身や自分の子供を授業料が高額な私立学校に通わせられません…。

 格差社会どころか、スコアによって人民が階層ごとに完全に区分けされているのです。

 こんな恐ろしい計画が2014年6月から着々と進む中、街なかに衛星利用測位システム(GPS)や顔認証システムと連動したAI(人工知能)搭載型の監視カメラが設置されました。

 これが何を意味するか? もはや説明の必要はないと思います。国家(中国共産党)に刃向かう人物は、すぐに正体がバレ、スコアを下げられ、マトモな地域社会から徹底排除されてしまうのです。

 別に悪いことをしていなくても、当局に目を付けられてしまえば、街の監視カメラの顔認証システムでまず個人を特定され、「ソーシャル・クレジット・システム(社会的信用システム)」のデータと犯罪歴のデータとアクセスすれば、個人情報はあっという間に丸裸…。

 あまりにも怖すぎる管理社会なわけですが、中国ほどではなくても、ネットバンキングやネット通販の履歴といった「ビッグデータ」と、AI(人工知能)を駆使した顔認証システムが合体すれば、顧客を年収や職業などによって分類するお店やサービスが登場。「あなたの社会的地位では買い物できるお店じゃありません」とばかりに、入り口でドアが閉まるお店が出てくる可能性大です。

 欧米メディアでは、こうした中国の恐ろし過ぎる一連の取り組みについて、英作家ジョージ・オーウェルの「1984年」に登場する管理社会の頂点に君臨する「ビッグ・ブラザー」と「ビッグ・データ」が出会い、市民がスコアで管理されるディストピア(極端な管理社会)がやってくるとの論調で嘆いています。  

 

 

中国市場への輸出に「極度」に依存する6大国という一文を、ニュースサイト「今日頭条」が取り上げた。日本もその例外ではないと強調されている。まずその財経評論家という原著者の6カ国分析を見てみよう。幅広い言論をピックアップしているサイトだが、果たして冷静な主張になっているのだろうか。

■6位〜4位 資源国と日本

(6)オーストラリア

オーストラリアは鉄鉱石の大輸出国である。その輸出の34%は中国が占めている。これだけでオーストラリアのGDP総額の6%に当たる。中国はオーストラリアにとって最大の貿易パートナーである。両国による自由貿易協定の発効以降、関税引き下げの恩恵は貿易全体の90%にも及んだ。これは両国の貿易に大きな利益をもたらした。貿易促進にこれ以上友好な手段はなかっただろう。

(5)日本

日本の輸出における中国のシェアは19%である。これはGDPの3%に相当する。日本経済は高度に発達し、銀行業、金融業、保険業、航空業、サービス業のGDP比が高い。しかし国土狭小、資源に乏しい日本が依然として世界の経済的リーダーであり続けているのは、輸出産業に依存している。つまり中国の巨大市場は日本経済にとって、重要な意義を保ち続けているのだ。

(4)チリ

チリの輸出における中国のシェアは23%である。これはGDPの8%に相当する。チリは世界で最も細長い国家として知られ、南米諸国連合の一員である。そして同連合12カ国の中では、ブラジル、アルゼンチンに次ぐ強国でもある。そして世界で最も豊富な埋蔵量の銅鉱山を持っている。銅の輸出量は世界最多であり、中国との主要貿易品目も銅である。

■3位〜1位 1位はやはりあの隣国

(3)ブラジル

ブラジルは世界で最も重要な農産物輸出国である。その輸出に占める中国のシェアは18%で世界最大だ。そのためブラジルは中国との合弁事業に大きな関心を示している。2000年から2015年までの間に、中国とブラジルの貿易額は100億ドルから2555億ドルにまで増加したのだから当然だ。中国はブラジルにとって最大の貿易のパートナーであり、外貨の供給源である。

(2)タイ

タイの輸出における中国のシェアは12%以上である。これはGDPの7%に相当する。同時にタイ観光業の急速な発展は、中国人旅行客の増加と不可分の関係である。中国ータイ間には目立った直接的な利益の衝突はない。さらにタイは順調な経済の国家ランキングで第1位を占めている。

(1)韓国

韓国の輸出における中国のシェアは25%である。これはGDPの10%以上に相当する。中国の韓国からの輸入(2016年)は1589億ドルで、シェアは10%だ。そしてここ4年連続で中国の輸入シェアトップを占めている。半導体、造船、自動車、家電、石油化学製品が中心だ。中国への輸出は韓国経済に強力なエネルギーを注入した。しかし政治的理由により2016年後半から、急速に減少を始めた。韓国経済にとってとても平静ではいられない事態である。

■ネットユーザーからは異論続出

次にこれに対するユーザーコメントを見てみよう。

・頭がどうかしている。THAAD配備で韓国が影響を受けたのは観光業だけだ。

・トヨタの人間は中国で全く車が売れなくても、失う利益は百分の一だけだと言っていたぞ。

・日韓が中国に依存しているのではなく、中国が日韓に依存しているのだ。

・日本が中国に依存しているのなら、なぜ日本はいつも中国に挑んでくるのだ。

・宇宙全体が中国から離れられないとでもい言うつもりか。野郎自大にすぎる。

以上のようにシニカルなものが非常に多く、ネット世論は冷静である。「野郎自大」な議論にはネット民が冷や水を浴びせる図式ができている。しかしこれでもまだまだ不足している。さらに冷静になってもらいたいものである。(http://www.multilin-gual.com/

 

@ 2016年度の最も信頼できる10車種。日本車がなんと6車種も選出

トヨタ・プリウス

アメリカの消費者情報誌『コンシューマーレポート』によれば、これまでに試されたどのクルマよりも燃費効率が良く、信頼度が最も評価されている日本の誇り。堂々の1位。

レクサス・CT・200h

やはり親会社がトヨタであるだけあって、このレクサスはプリウスの次に最も評価が高い車種である。

インフィニティ・Q70

トヨタだけではなく、日産が開発するインフィニティもこのランキングにランクインしている。しかも3位。

アウディ・Q3

ドイツ産のクルマでは、最も信頼されているのがアウディ。中でもQ3は別格と言われているだけあって、4位に位置している。

レクサス・GX

V8エンジンを搭載している化け物。だが、5位にランクインしている同車なら誰にでも命を預けられる。

レクサス・GS

GXに劣る6位だが、レクサスの独壇場だということが一目でわかる。

メルセデス・ベンツ・GLC

レクサスGX同様、大流行のSUVでベンツは7位の座を手にしている。

シボレー・クルーズ

唯一のアメ車であるシボレー・クルーズは、8位となっている。

アウディ・Q7

スポンサー契約でレアル・マドリードとバルセロナ選手の大半が同車を選ぶのは、偶然ではない。9位といえどこのランキングにランクインしているだけで信頼度は高い。

トヨタ・4ランナー

レクサス・GSと同じベースを基に製造されている同車は、信頼度においては10位に甘んじている。

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