過去に起きた大体のことは振り返る中で思い出してきたが、それでも未だに完全に思い出せない不思議な出来事がある。

 

東京に行くことが決まった後にメールを貰った。その人は歯医者だったが、東京に来ることがあればご飯に行こうという内容だった。そのメール自体は覚えており、また、その後に実際に東京にいる間に出掛けた記憶は確実にあり、どこに行ったかも覚えている。

 

しかし、その人とどのようにロンドンで関わっていたのかが全く思い出せない。自分の記憶の中ではそういう曖昧なことはほとんどないが、その人に関しては完全に記憶が曖昧になっている。つまり、一部の記憶は鮮明に覚えているが、どうして知り合ったかが全く思い出せない。

 

 更に不思議なのは、自分はロンドンで別の歯医者に会っており、その人のプロファイルも顔も覚えている。取り立てて仲が良かったわけではないが、いつも一緒にたばこを吸って喋っていたので、その人のことはしっかり覚えている。自分が東京で会ったのはその人ではなく、別の人であり、その人に関してはロンドンでの記憶が全くない。

 

 実は、東京で会っている間もその当時の記憶を全て思い出せたわけではなく、そのような話を持ち出したこともあったが、相手がその頃に起きた話をしていたので、それが実際に一緒に経験したことだと思っていた。特に、何人かの自分の友達の名前が出てきたので、そういう繋がりだったのかと再確認していた。

 

 ただし、それでも全く記憶がなく、そこには2つの可能性がある。1つは全く記憶が消去された可能性である。それはそれでおかしな話で、自分は依然としてその人の顔もプロファイルも覚えている。

 

 もう1つの可能性はロンドンで一緒にいたのがねつ造されていた可能性であり、これもこれであり得る。そこで出てきた友達の名前は最終的にスパイのオペレーションに絡んでいると分かった人たちであり、その人の話が作り話であったとしても、後で口裏を合わせられるからである。

 

 このいずれかが真実であり、この両方が電波工作によって導ける。そして、実際にこのいずれかの電波操作が行われているために、自分の頭に微妙な記憶が残っている。

 

こういう形で人の名前を出すと騙す工作が行い易く、その友達の信頼性を担保にその目の前にいる工作者の信頼性が上がる。そのために、電波操作でなくてもこの工作は成り立つが、電波でなければ完全な混乱は導けない。つまり、自分は勝手に体を操作された以上にいろんな電波工作を受けていた。これが2001年春の話である。

 

 

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