りんごが出回る季節になりました✨

今月のレッスンはタルトノルマンディー(りんごのタルト)なんですが、ノルマンディー地方の焼き菓子でカボチャとりんごを組み合わせるのが美味しかったので組み込んでみました☺️

写真に写っている小さなりんごは姫林檎とはまた違う品種のもので、そのまま食べてもシャリッとしてて美味しかったです🍎

 

生地はパータフォンセという練りパイ生地🥧ブリゼ生地と違って卵が入らず、フォンセしやすく(型に敷く作業)、軽い仕上がりだけどキッシュやミートパイのような料理向けの生地でもあるので万能でおススメです✨

 

いつもレッスンの時の教え方が素材の物性に基づいて教える為、ついついマニアックになりがちなのですが(笑)、これさえ理解していれば失敗の確率がぐんと減ります🍀

特に焼き菓子は温度と湿度と乳化(結合)がかなり関係してくるので、それさえ理解していれば仕上がりが大幅に変わります。

 

例えばバターの特性は10度以上から軟化していき、攪拌すると空気を含みやすくなるクリーミー性を生かしたふんわりお菓子が出来たり、完全に溶かして澄ましバターにして香り高い焼き菓子が作れたり、5度以下の固まった状態で粉とすり合わせて水分を少し加えただけでサクサクのパイ生地が出来たり。それぞれの温度帯での特性を生かして作ることが出来るのです。最初に見つけた人はすごいな😊

 

そんなこんなで今週のレッスンはありがたいことに満席です✨

最初の時はまだまだ定着してなくて、こんなマニアックなこと習うよりも

インスタ映えするやつとか、見た目オシャレに簡単に出来るお菓子はないのかなど、いろんなリクエストがあって難航しましたが💦今のマニアックな形でしばらくさせてもらおうと思ってます(笑)というか今、これがしたい事なので☺️

フランスから帰って来た時にふとオーボンビュータンの河田さんの本を読む事があり、お菓子作りで大事な事は自分の中にある熱いもの。それを燃やし続けることが出来る事(やりたい事)が絶対で、誰が何を言おうとも。。という文章で心を打たれたのが今の事をやっているきっかけであり、答えを見つけた気がしています。

が、まだまだ最終地点には辿りつけていませんが。。最終地点についてはまた🍰

 

 

 

2014年の7月14日

 

フランスのパリ祭と呼ばれる le14juillet(キャトーズ・ジュイエ)革命記念日の日は朝からシャンゼリゼ通りで大がかりな軍事パレードが始まる。

毎年みんなパレードを見ようと殺到する為、人の頭ばかりが見えて肝心な兵隊の行進は見えないそうなので、部屋のテレビ中継を見るのがどうやら正しいかもしれない。

 

しばらくして歴代の戦闘飛行機✈️がパリ市内を飛ぶそうで、トリコロールの飛行機雲を見る為にキッチンの奥の窓から背伸びして見てると本当に3色の煙を上げて戦闘機が飛んでゆく。フランスは自国を守る為の軍事力はこれだけあるのだと主張するかのようだった。。

その一方で日本は7月1日に戦後69年間掲げてきた平和主義を捨てて、戦争への道を歩み始めたところで、自国を守れる軍事力もないのにどうなるんでしょうね。などと言いつつ不安だけを募らせてた。

2020年には東京オリンピックが開催され、どこかは分からないけれど大阪のあちらこちらで屋台村が出来て、いろんな人が一攫千金をねらって出店し、B&B(民宿)が流行り、消防と衛生の基準が厳しくなって、カジノができたり、株価がおかしくなりそうな予感しかしません。。笑

 

 

忘備録のノートから抜粋

 

PARIS St LAZARE(サンラザール駅)at SNCF

VERNON(ベルノン駅)

GIVERNY(ジヴェルニー)

 

モネの有名な絵画「蓮池」の場所まではパリから行くことができる。

 

サンラザール駅からベルノン駅までは約45分。Grand Ligneから基本出ているよう。

電車はTGV(高速列車)と違い、指定席ではなく6人席の車両で自由席になっていた。

乗っている人は大半がベルノン行きの観光客だった。(私もその一人だった)

 

ベルノン駅に着くと、すぐ近くにジヴェルニーまで行くバス乗り場があり

電車の到着時間に合わせて運行している。15分の距離なのに片道4€でちょっと高め。

でも歩くと1時間はかかるので乗るしかない。

 

 

朝イチで行ってもモネの庭園の入り口はすでに行列が見える。あらゆる国の人達が来るみたいでツアー団体も多く見られた。

約30分ほど待って入場券を受け取り、中に入るとすぐにブティックがあり

モネグッズが並んでる。

 

庭園は広々として、モネの作品に出てくる色の花々が散りばめられていた。

これだけの敷地の花の手入れをするのは大変だろうな。。。と思っていたら

数人のガーデナーの方が暑い日差しを受けながら手入れをしていた。

モネの庭園と家はモネさんが亡くなった後にアカデミーに寄贈しているそう。

 

庭園の正面にモネさんが生前暮らしながら絵を描いていたアトリエだった家がある。

デコラティブな寝室と日本のアートが好きだったと思われるモネの部屋には葛飾北斎の浮世絵が飾ってあった。

 

更に進むとキッチンがあり、インテリアとキッチングッズがとても可愛い。

モネの家の中での見どころで有名なのだそう。

それにしても最初の奥さんが亡くなってしまって後妻がいたのにもかかわらず最後はアカデミーに寄付してしまったのは今でも謎になっているんだとか。