入院1日目① | 心筋緻密化障害の兄弟の奇跡☆

心筋緻密化障害の兄弟の奇跡☆

3人の母です。

次男と三男は心筋緻密化障害(心筋症)をもって生まれてきました。

次男と三男の闘病記録と、亡くなった後の私の日々の気持ちを書いています。


今日で敦希が天国に旅立ってから1週間


少しずつ入院中のことを書いていきたいと思います。





2014/1/31


月に1度の通院の日


いつものように家族4人、車で高速に乗り約1時間半かけて岡山の病院へ。


車中、敦希に話しかけるとニッコリ笑ってくれたのを今でもはっきり覚えている。


「BNP下がってるかな?体重減ってないといいね。採血痛いけど頑張ろうね!」と話しかけたりしていた。


敦希はいつもどおり高速に乗る頃にはスヤスヤ。


病院に着くと、私と敦希は病院内へ


長男と旦那はアウトレットにお出かけ


これがいつものパターン。





採血、心電図、心エコーを順調に終え、身体測定へ


身長59.8㎝ 体重4675g


体重が1ヵ月前の検診時より45g増えていた。


私は「ロタ飲んだけど減ってなくて良かったね!」と喜んだ。


旦那にもすぐラインを入れる。





そしていよいよ診察。


しかし先生がいつになく色々と質問してくる。


「呼吸がしんどそうではなかったですか?」


「ほ乳はしっかりしていましたか?」


「顔色が悪かったり、体が冷たかったりしませんでしたか?」


「オシッコはちゃんと出ていましたか?」


ロタの影響か、ウンチがよく出て、抱っこをしていないと泣いて不機嫌だったけれど、おっぱいもよく飲んでいたし、さっきも薬とミルクはペロリと飲め、その後におっぱいも飲んだし、オシッコもしっかり出ていた。呼吸も大丈夫、顔色も良いことを伝えた。


先生は何とも言えない表情で首をかしげている。


私は「…BNP高いんですか?」と聞いてみた。


先生「…とても高いんです。1826でした」


私「えっ!?1826!?めちゃくちゃ高い!」


先生「そうなんです。収縮は46~68%で良い数字なのですが…。心不全の症状は出ていなくても、BNPは高すぎますし、いつ心不全の症状が出てもおかしくないです。今すぐ入院をして、様子を見ながら薬の追加・増量など、調整をしていきましょう。もちろんお母さんもこのまま一緒に付き添いで…」


私「分かりました!よろしくお願いします!早くて1週間ほどの入院になりますか?」


先生「そうですね。様子を見ながらですが、早ければそのくらいですね」


私はすぐに旦那に入院になったことを電話で伝え、病院に来てもらった。


家族4人での生活が今日で最後だとは、この時はこれっぽっちも思っていなかった。


薬の調整をしたら、BNPも下がって家に帰れると思っていた。