先日図書館に行ったとき、ふと目に付いた本。

 

 

「赤ちゃんの未来が開ける『新しい胎教』」

(七田眞著/PHP研究所/2002年)

 

 

この手の本はなんとなく苦手で、

これまでまったく目を通してこなかったけれど、

妊娠もいよいよ7ヶ月に入ったことだし、

まあ、見るだけ見てみるかと手にとってみた。


 

 

驚いた。


 

 

一番印象的だった文章は、


 

 

「おめでたとわかったら、赤ちゃんに『健康で生まれてね』

『生まれるときは自分の力でスルッと生まれてね』と、

二つのことをお願いしましょう」

という部分。

 

 


「胎児は一生のうちで一番、遺伝子を働かせる力を

持っていて、たいていの母親の願いを叶える力がある」

 

 


らしいのだ。

 

 


うそか本当かはさておき、

ちっちゃいのにエライすぎるのう。

 

 


そういえば、以前どこかで読んだある妊婦さんの日記にも

書いてあった。

「できればパパが仕事休みの日に生まれてきてね。

体重は2800グラム以内で生まれてきてね」

とお願いしていたら、日曜日に2750グラムで生まれてきた、

という話。

 

 


もちろん私、早速試してみる。

昨日お風呂に入ったとき、おなかをなでながら言ってみた。


「パパがお休みの日に生まれてきてね。

ちゃんと自分の力でスルッと生まれてきてね。

体重は2800グラム以内ぐらいでよろしくね。

お互い安産で行きたいからね」

 

 


風呂場からブツブツ聞こえてくる声が

気になったらしく、ダンナが

「おい、大丈夫か?」

と気味悪そうに声をかけてきた。

うるさーーい。

大事なコミュニケーション中じゃいっ。


 

 

この会話のせいだったのか。

ともかく昨日の晩は、胎動がものすごく頻繁で激しかった。

休むまもなく、ボンボン、グニュグニュ、ずっと

動き続けている。

 

 


おなかの皮がよじれて、思わず産んでしまう

夢を見て、焦って目が覚めた。

胎動のせいで夜中に目覚めるなんて、

初めての体験だ。

 

 

赤ちゃん、苦しいのかな、大丈夫かな。

余計なお願いしたから、張り切ってんのかな。

うつらうつらしながら、ちょっと心配になる。


 

 

今朝。

起きてみたら、胎動はいつも通りの強さに

収まっていた。

よかったー。

 

 


でも今日も懲りずに

「大事なコミュニケーション」を

繰り返すつもりだ。

ふふ。