社長の態度
よく夜の銀座で 「石を投げれば社長に当たる」 なんて聞きます。
僕も良く「社長」と呼ばれることがありますが、
この「社長」って響きが僕は大嫌いでメンバーにも社長とは呼ばせません。
「何てお呼びすればよろしいですか?」今年の新入社員に言われすかさず
「柴田さんで!」
社長の態度も人ぞれぞれ。威張りくさり「おい!○○!これやれ!あれやれ!」
「おらおらー」って感じの社長もとても多いです。
夜社員と飲みに行く店も当然社長の行き付けの店。 なんてざらです。
これも僕が大嫌いな社長像です。
「何でこんなつまんない店に来るんだろう?」ってサラリーマンの時よく思いました。。
結局社員は楽しめず何のための飲みなのか、今風に言えば「いみふ」です。
自分さえ良ければ良いの典型だと思っています。
「まぁ社長だから仕方ないよ」=「あきらめ」にしか聞こえないんです。
特に中小企業ではそういうイケイケ社長が多いです。
それが良いか悪いか僕には良くわかりませんが、僕はそういうのは好きじゃない。
いわいる 「給与は社長から頂いている」 という感じが嫌いなんです。
だからCREAのオフィスには 「給与はお客様から頂いている」 と書いてあります。
当然、社長も給与はお客様からいただいているわけです。
また良く会社の組織図を正三角形で表現しますが誰が考えたのかも「いみふ」です。
一番偉いのはお客様の声を「知恵と汗」で応えている社員だと思いませんか?
普通に。。
そのスタッフを支えているのが上司であり、さらに上司を支えるのが役員、
そして役員やみんなを支えるのが社長だと思うんです。
だから必然的に組織図は逆三角形になると思うんです。
メンバーはお客様に喜んでもらう事に全力を尽くし、
社長をはじめ役員はメンバーが喜んでくれる会社を作るために全力を尽くすべきで、
「社長」とはその役割でしかないと思うんです。
もちろん経営の根幹に関わる事は押し通す強引さは必要だと思っていますし、
中小企業の場合、「社長の信用=会社の信用」ですし、時間も休みも関係ない
また幅広い人脈も、お付き合いも多いですから、給与も高く頂く必要はあります。
一方で裏を返せば会社がもし倒産したら、社長は個人の財産をすべてを失い、
社会的な信用も、自己破産もしなければならないというリスクを追っていますから
当然といえば当然だと思いますが、偉ぶる必要はまったく無いと思います。
そんな変な「社長論」を持った僕ですが、みんなの力で一歩一歩、「ムカデの一歩」
みんながHAPPYな会社に成長させることが、僕の社長としての役割だと思います。
そして9年後、「よし!CREAの社長は俺がやるぞ!」 という夢と志を持った青年が
出現することを夢見ながら、みんな成長して行ける環境を整るのが生き甲斐です。