ある青年からの手紙 | ムカデの一歩

ある青年からの手紙


先日、「賢者.TVを見た」と、ある青年がCREAに訪問してきました。




彼はアチーブメントという企業にインターシップで働いている大学生です。




彼といろいろと話をしていて、彼に数冊の本を紹介してあげました。




昨日彼から1通のメールが届きました。




彼は紹介した数冊の本を短時間で読み、感想レポートを送って来てくれたのです。




今回と次回は彼のその感想レポートを紹介しようと思います。




若干21歳の彼が本から得た「気づき」に触れ、




何らかの「気づき」の連鎖が得られれば幸いです。




長文のため改行なしで転載するので読みにくいかと思いますが




彼の思いの結晶です。




是非ご一読下さい。






「鏡の法則」 レポート





読み始めると物語調で読み易く、1時間弱で読み切ってしまった。内容の趣旨として「人生で起こっていることの結果は、その人に原因がある。」ということについて一事例を基に解説していたが自分自身に投影させて涙が出てきた。「人生における成功も失敗も85%はその人自身の心構えの結果であり、そこから発生する人間関係の質と量と相関関係にある」というハーバード大学の研究は形而上のものではなく、やはりこの世の中目に見えない言葉の力や波動というものは存在するのだと思う。目の前で起こっている子どもについての問題は、もしかしたら自分の親に対する態度や行動に原因があるのかもしれない。友人の自分に対する言動や態度は、自分自身を写し出した鏡なのかもしれない。今起きている結果は、自分の行動が原因なのかもしれない。改めてそう思わせられる内容だった。



今、わが家で起こっていることに照らし合わせると、一番問題視されているのは姉の性格だと思う。スタンダードコース中(※アチーブメント社の教育プログラム)のシェアの時間に「親の夫婦間の会話や父に対する母の言葉や、母に対する父の言葉に子はものすごく影響を受ける」という話を聞いた。そうすると、姉の性格や父に対する態度は、よくよく考えると母の父に対する態度や、子どもに対して父を非難するような母の言動が原因になっているのだと気づいた。なので、何とかうまく母に伝えようと考えていたところでちょうどこの本と出会えたのでまさに引き寄せの法則だと思い、この本を母に贈ろうと思った。



では、自分自身は姉の件に関してどのように考えているのかをふりかえった。現象としては父が能力開発を始めて格言のようなものを姉や僕に言ってくれるのだが、姉は父の言行一致がまだ出来ていない部分だけを見て、とても嫌っている。そんな姉に変わってほしいと思っていた。スタンダードコースを受けてほしいと思っていた。でも自分自身が今、この世の中全ての人の中で一番尊敬できなかったり感謝できていなかったりするのは姉である。なぜかと言うと、まだ小さかった頃に体の大きかった姉にはよく訓練を受けていたからである。その影響が大きいと思っていた。では姉は何故そんな行動をとっていたのかを考えたそうすると、母がより小さかった僕を可愛がっており、姉は「お姉ちゃんなんだから」と我慢させられていたからだと気づいた。普通よりも成長が早かった姉は必要以上に大きく見られてしまい、寂しくても我慢させられていたのだと思う。そしてよくよく考えると、姉よりも可愛がられて優越感を持っている自分がいたと思う。姉にしてもらったこともたくさんあるし、姉の素晴らしいところもたくさんある。そこを認められずにいた自分がいた。姉は浪人してまで医者になると決めて、医者になった素晴らしい人である。これから先、両親が亡くなった時には力を合わせて生きていかなければいけない唯一の肉親である。これからは姉にも感謝と尊敬の心を持って接し、できることは何でもしていきたいと思う。







ムカデの一歩