どうも!

 

ネコにもわかるギターの弾き方、ギター講師のヤスオです。

 

 

「音階」という言葉は、ほとんどの人が聞いたことはあると思います。

 

でも、意外とその意味は理解されていないのではないでしょうか?

 


「音高(ピッチ)」がズレていたり、フレーズが間違っていることを指摘する時に、
「音階が違う」
と言っている人を時々見かけます。

 

本来の意味で「音階」という言葉を使っているとしたら、音楽的にかなり高度な指摘だと思うのですが。。

(^▽^;)

 

 


簡単に言うと、
1つの曲(もしくは、その1部)で使われている音を、高さの順に並べたものが「音階」です。

(ただし、臨時記号が付くような、一時的に使われる音は除きます。)

 

「音階」を英語では「スケール(scale)」と言います。

 

 


「音階」という言葉から、

「音の階段」をイメージすると良いと思います。

 

「スケール」にはいくつもの種類があります。

 

 

「スケール」の種類の違いを作っているのは、

主音」の違い

と、

階段の段差の違い

 の2つです。

 

 

 

「スケール」の構成音を考える時は、下から上へ並べるのが一般的です。
(国や土地によっては、上から下に並べることを普通とする民族もあるそうです)

 


第一音とする音を「主音」と言います。

英語では「トニック(tonic)」です。


「主音」のオクターブ違いの音も同じく「主音」です。

 


「スケール」は、基本的には、1つのオクターブ内に「主音(第一音)」から「第七音」までの7つの音で構成されています。
(5つや6つの音で構成されるスケールもあります)

 

その7つの音それぞれの間隔は、「スケール」によって違います。

 


「主音」をどの音にするか

7つの音それぞれの間隔の違い

が、「スケール」の種類を作っているのです。

 

 

 


例えば、
「主音」を「C」として、
「C」から「第二音」までの間隔を「全音(フレット2つ分)」
「第二音」から「第三音」までの間隔を「全音」
「第三音」から「第四音」までの間隔を「半音(フレット1つ分)」
「第四音」から「第五音」までの間隔を「全音」
「第五音」から「第六音」までの間隔を「全音」
「第六音」から「第七音」までの間隔を「全音」
「第七音」からオクターブ上の「主音」までの間隔を「半音」
の「スケール」は、譜面にするとこうなります。


いわゆる、「ドレミファソラシド」ですね。

 

この「全音 全音 半音 全音 全音 全音 半音」という間隔を「メジャー・スケール(長音階)」と言います。

 

「主音」が「C」なので、この「スケール」は、
「Cメジャー・スケール」
ということになります。

 

 

「5弦3フレット」の「C」から5弦上に並べてみるとこうなります。

ギターを手に取って確認してみましょう。

 

「全音 全音 半音 全音 全音 全音 半音」
という音の間隔を覚えてくださいね!

 

 

でも、5弦だけで弾くことは、普通はありませんよね。

 「5弦3フレット」の「C」から弾くと、

例えば、このポジションで弾けます。

5弦だけで弾いた時と、ポジションは違っても同じ音であることを確認してくださいね!

 

 


英語の「scale」という単語には、「目盛り」や「物差し」という意味もあります。

 

「メジャー・スケール」の物差しは、目盛りが

「全音 全音 半音 全音 全音 全音 半音」

になっていると思っても良いかもしれませんね!

 

 

「主音」を「D」にして、同じ音の間隔で弾けば「Dメジャー・スケール」です。

 

「主音」を変えて、「メジャー・スケール」を実際に弾いてみてください。

 

また、

「Cメジャー・スケール」は、音楽を学ぶ上で基本になりますから、どこのポジションでも弾けるように、徹底的に覚えましょう! 

 

まぁ、急には無理なので、少しずつ焦らないでね!

 

ではまた!

 

 

 

 

 

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