更参会の皆様
先日は、試斬会お疲れ様でした。皆さん刃筋が通っていて良かったと思います。まだ、慣れていないので、緊張して無我夢中だったかも知れませんが、回を重ねれば慣れてきて落ち着いて斬れるようになります。

試し斬りは、昔は刃味、つまり刀の斬れ味を試すことを言いました。保温しておいた死体を土壇に乗せて真っ向に斬って刀の斬れ味を試したのです。斬る部位によって一の胴、二の胴、三の胴などと称しました。試し斬りは山田浅右衛門などの専門家に依頼して行われました。
現代では代わって竹や藁を斬って刃味を試します。

しかし、我々が居合の稽古で行う試し斬りは全く違います。
刀の刃味を試すのではなく、
1) 刀の振りにおける刀線(刀の軌跡の角度)
2) 刃筋(刃の角度)
3) 手の内
を確認する為に実際に斬って見るのです。
斬って見なければ知り得ないことがあるのです。

刀を自分の意図した角度で振り出し、この振り出しの角度と刃の角度を一致させ、しっかりとした手の内で振り切ることができたか、を試してみるのです。
これらが正しくないと斬れません。試し斬りは、結果に全てが出ます。空間刀法では決して分からない手の内を知ることができます。

刀が斬れるのは、物体に対して引き切りになるからで、円形線に振れば、刀の反りが引き切りを生みます。
刀はもの打ち(刀刃の三分の一の先)が最も斬れまが、それは遠心力と慣性の力が、一番良いバランスで作用するからです。初心者は刀の半分くらいのところで斬っても良い。刀の速度が遅いので、慣性力つまり刀の重みを利用して斬るのです。
遠心力を高めるには、切っ先が鍔元より早く動くようにして切っ先の速度を上げます。しかし、腕の筋力に頼ると切っ先は早く動きません。肩、肘、手首の脱力が重要と云うことが分かります。




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本日、保土ヶ谷スポーツセンターで、西横浜場所が始まりました。
平日の午前中です。
初日の今日はKさんとMさんが参加されました。
道場開きなので、四方祓いの演武を行い、事故の無いよ安全を祈願しました。
相鉄線の星川駅と天王町、さらにJR保土ヶ谷駅からも徒歩で来れる場所です。


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今日は5名の方の参加でした。

初心者のSさん, A さんに合わせて、基本的な納刀を稽古しました。
納刀や抜刀の仕方は、修練度に応じて変化して行きます。いきなり難易度の高い方法を稽古しても出来ないだけでなく、間違った癖がついてしまいます。段階を踏んだ稽古が大切です。

ほかの3名の方は、国際大会に向けて演武の稽古を始めました。






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