小動物に対する麻酔については、色々と議論されてますよね。
我が家のデグー【ちゅんちゅ】は、
奥歯の不正咬合により、４ヶ月に１回、
全身麻酔をし伸びた奥歯を削らなければ、長生きできない体です。
奥歯のかみ合わせが悪いので、
奥歯が鋭く伸びてしまい、口内を傷つけ、
その傷の痛みで食事が上手く取れず、
栄養失調や脱水症状を引き起こす病気です。
病気が発覚したのが今年の３月頃。
急激な体重減少がきっかけでした。
その日から４ヶ月に１回、全身麻酔をしなくてはいけない生活になりました。
麻酔はガス麻酔です。
お医者様の説明によると、生存確率は約95％
生存率が高いと思う方もいるかもしれませんが、
飼い主としては、１％でも死ぬ可能性がある治療は
毎回恐ろしいものです。
ちゅんちゅは３月と７月に全身麻酔しました。
ちゅんちゅが目を覚ますまで、不安に負けそうになりながら
声をかけ続けました。
ちゅんちゅは頑張り屋で生命力の強い子です。
まだたった２回ではあるけれど、
２回とも元気に回復してくれました。
次の全身麻酔は１１月です。
なぜ４ヶ月に１回なのかというと、
お医者様と一緒に、何ヶ月間なら削らなくても口内を傷つけないのかを
３月から口の中の様子を見ながら出した結論です。
ギリギリまで伸びるのを待ち、
そして口内を傷つけないギリギリの期間がちゅんちゅの場合、４ヶ月なのです。
麻酔の回数を出来る限り減らし、
ちゅんちゅへの痛みの苦痛を避ける今の最善の方法なのです。
ちゅんちゅと一緒に戦う。
ちゅんちゅと一緒に不正咬合に立ち向かう。
３月にそう誓いました。
しかし、こうやって麻酔の時期が近づくと、
不安で怖くて、色々と考えてしまいます。
ちゅんちゅも歳をとるにつれ、麻酔の体に対する負担も
どんどん強くなっていくだろうと思います。
そうすると、歳を取ったちゅんちゅの辛い辛いという顔を無視して
この先ずっと麻酔をかけ続けるべきなのか…。
そして、先生を信用していないわけではないけれど、
やはり麻酔失敗もあり得るし、
麻酔が成功しても、ちゅんちゅの体力が麻酔に耐えられない場合も
考えられるんですよね。
麻酔をかけたその日、ちゅんちゅを失う可能性を否定できない現実が
正直、毎回怖くて仕方ありません。
何が正しい道なのかわからなくなるときがあります。
前向き思考で言うとね、
「飼い主が信じて見守らないと!!!弱気になっちゃいけない。」とか、
「そんな後ろ向きじゃダメだ」とか。
「生きるための治療じゃないか」とか。
色んな前向きな言葉が頭の中で聞こえるんですが、
【ちゅんちゅを失うかもしれない】っていう事実、
【この先もちゅんちゅを苦しめ続けるのか】っていう自問自答。
麻酔の時期が近くなると、凄く胸が痛いです。
動物はいつか亡くなるし、その覚悟をして飼育を始めたつもりです。
ちゅんちゅの奥歯の不正咬合が治る可能性は極めて低いこともわかってるつもりです。
だから、生きながらえるためには、全身麻酔して歯を削らなくてはいけない。
麻酔は避けられない道なのも、覚悟したつもりです。
麻酔をかけて歯を切らないと、奥歯が口内に突き刺さって
少しずつ弱って死んでしまう病気なのも、
病気に気付いた時に受け止めたはずです。
だけど、この時期、凄い後ろ向きになってしまいます…。
何が正しいのか。
ちゅんちゅは何を求めているのか。
考えても考えても答えは出ません。
ちゅんちゅが年取ったとき、辛い麻酔をして歯を削って
少しでも長く生きてもらうべきなのか。
それとも私が辛くても、ちゅんちゅに楽な道を選んであげるべきなのか。
そもそも、麻酔で眠るように亡くなるのと、
口の傷が原因で痛みと栄養失調で亡くなるのはどちらが楽なのだろうか…
・・・・あ、楽なのは麻酔なのかな???
…とか。
本当は寿命を全うして、ゆっくりと眠るように痛みもなく
亡くなってほしいというのが望みですが、
ちゅんちゅの場合はそう上手くいかない可能性が高い。
私はちゅんちゅと離れたくないから、
１分１秒でも長く、ちゅんちゅと一緒にいたいです。
ずっと何年もこの治療を続けるのかと思うと、
なんとも言えない気持ちになります。
今から死のことを考えるのはどうかと思うけれど、
やはり生き物を飼育する以上、避けられない道だと思います。
生きている期間、私の大事なペットたちを、誰か他の人が飼う以上に幸せにするのが
私の務めだと思ってるので、必死で考えてます。
弱虫なママを許してね。
もっと強くなれるように頑張りますね。
小動物を飼うことは、治療の大変さ。
そして、体が小さいゆえに弱いこと。
それをきちんと胸に刻まないとダメなんですね。
今、こうして我が子と戦ってるからこそ思います。
そして、デグー・モルモットの主食は牧草!!!!!!!!!
これが一番大事なんだよね。
もう一回言います。
デグー・モルモットの主食は牧草だーーーーー!!!!!
その辺本当にお願いします。
ペレットは副食ですからね。