京都センチュリーホテルの巨大フロアーランプも無事収まり

既にホテルも稼動しております。


しかし、休む間もなく次の案件に取り掛かります

お次は、東京白金台の八芳園

結婚式場のリニューアルに JOTAROデザインの組木建具が入るのです


Mu-Wood

約 2000×6000 のパネルで両サイドは引違い戸になってます


それと同じ網代文様の宣誓台と椅子6客


納期は1ヶ月ありません

間に合うのでしょうか?

もちろん材料の下準備などは既に平行してやってましたし

どういう構造で作るかは常に頭の中で考えていましたので

実際に作業に取り掛かってからは根気よく作るだけなのですが

ところが考えるのと実際に作るのでは

毎度のことですが、やはり違います。

思わぬ落とし穴があちこちにあるのですね~

それをアイデアで乗り切るのが楽しいと言うか、醍醐味でもあるのです。

上手くいった時に 「俺って天才!」 

て言うたりして。



Mu-Wood

切り抜いた後に出た大量のトング?

何かに使えへんかなぁ~



そして、中央に配した網代文様はパレスホテルの時より150%ほどアールをきつくしています

より陰影を強く出す為です。

この作業にはやはりこの方がいないと始まりません

網代と言えば 臼井氏 でしょう!

今回も無理な注文でほぼ不可能と思われた納期をクリアできたのは彼の力によるところが大きかった

いつもありがとうございます!


Mu-Wood


これを一本一本指物してるのですから日本の工芸の技はスゴいでしょ!!

こればっかりはNCルーターでも出来ません

もちろん中国で出来るはずないでしょ。

職人の技と根気です!


我が工房で製作した流水部分と網代部分を合体させ

いよいよ完成



Mu-Wood

あとは、現場での建付けです。

しかし、これがくせものでここでピッタリ図面どおりに出来てないと

現場での作業が大変になるのです。

(図面どおり仕上げていてもダメなこともありますが・・・・)

結果は

今回も気持ち悪いぐらいピタッと嵌りまして、作業時間は1時間もないぐらいでした。



Mu-Wood

デザイナーさん達と記念撮影 パシャ!


その日のうちに京都京北の工房に帰って、ここから地獄の椅子と宣誓台の製作

お盆返上で仕事仕事

こちらもまたギリギリで間に合わせられました。



Mu-Wood


完。