12/12、京都の清水寺を訪問しましたので、

その模様をお伝えします。



今回は、前半に引き続き後半となります。

前半の記事⇒清水寺の御朱印前半


後半ではいよいよ本堂、舞台~音羽の滝

へと進んでいきます。


経堂と田村堂の間あたりにある券売所で、

あらかじめ拝観券(300円)を購入します。


朝倉堂横の入口でそれを見せて有料エリア

に入っていきます。


朝倉堂(重文)


洛陽13番札所 朝倉氏の寄進により創建。

元々朱塗りの建物だったが、再建後白木に・・

内部には千手観音が祀られる。

この周りも工事中のため、外から参拝します。


仏足石


拝観券を見せて入ったすぐ右のところに、

なでて自分の足をさすると足腰に効くという

仏足石があるのですが、現在休止中、

来春公開するということです。


鉄の錫杖(しゃくじょう)と高下駄


朝倉堂の前、本堂の入口付近にあります。

大が90㎏、小が14㎏、高下駄は12㎏


持ち上げてみましたが、小は男性なら比較的簡単、

大は私ではびくともせず、がたいの良い外国人の

兄さんでも無理のようでした。

出世大黒天


本堂横にあり、平成20年に修復された。

投げられるさい銭で漆がはがれるため

修復後はアクリル板と金網でガードされている。


マスコットも売ってました。



ふれ愛観音


つい最近愛宕念仏寺でこの観音に

会ったばかりでしたが、ここでも再会。

本堂の入口にあります。なでなで


本堂(国宝)


西国16番、洛陽12番の札所。

せり出した舞台は、本尊の観音様に

能、狂言などを奉納する場所だった。

本堂、舞台ともに国宝である。

まだ少し紅葉が残っていました。

清水の舞台を下から仰ぐと・・

高さ12m、4階建てのビルに相当する。


再建後、400年が経っており、一部老朽化

している部分は都度修復しているが、今後

400年以内に再建の必要があるらしい。

雨よけのひさしにより、雨が直接あたるのを

防いでいる、この他釘を1本も使っていない

など、随所に腐食を防ぐ工夫がされている。

本堂の先からの風景 京都の町が見えます。

少しズームすると京都タワーが。

本堂でのお参りが終わったところで

納経所にて御朱印を頂きます。


納経所


本堂横に売店併設で建っています。

観光客はあまり立ち寄らないので、

比較的すいています。

私はここで西国の軸を求め、集印、表装完成後、

本日あらためて箱書きを依頼しました。


その後の箱書き完成の記事↓

西国三十三所軸の箱書きが完成しました。


森清範貫主直筆の集印軸の見本 右側の南無観世音菩薩だけ見ていたので

てっきりただの掛け軸だと思い買ったところ、

実は集印軸だったというのが後で判明。


買ってしまったので仕方なく回り始めた・・

というのが西国を始めたきっかけでした。


御朱印帳の販売

御朱印メニュー 

西国だけ見本が出ていました。

ここで二つ目の目的である、西国の散華

頂きます。本日は観音正寺の大型散華に

西国の御詠歌を頂きました。


御朱印風景(許可を得て撮影)

細筆でさらさらと・・筆

頂いた御朱印 表側

今まで頂いた御詠歌の中で最高。おっけー


松風や 音羽の滝の 清水を

むすぶこころは 涼しかるらん

頂いた御朱印 裏側

「裏側に日付を入れておきますね・・」ごめん

うっすら見えるのはお釈迦さまゆかりの

菩提樹の葉っぱです。

今回頂いた散華により、西国三十三所の

二つ目の散華台紙が完成しました。


過去に頂いた御朱印

滝の堂以外は全てこの納経所で頂けます。


右:西国16番 左:西国16番御詠歌 


右:洛陽10番善光寺堂 中:洛陽11番奥之院 

左:洛陽12番清水寺本堂

右:洛陽13番朝倉堂 左:洛陽14番泰産寺

右:法然上人13番 阿弥陀堂

左:滝の堂 不動明王

釈迦堂(重文)


納経所のすぐ右手にあります。

釈迦三尊がお祀りされている。

昭和47年(1972)に豪雨で倒壊し、3年後に再建

釈迦堂の隣には

阿弥陀堂(重文)法然上人13番札所、

奥之院(重文)洛陽11番札所があるが、

現在修復工事中につき拝観できません。


子安塔(重文)


工事中の阿弥陀堂の前を通って少し下り

再度その先の階段を上がった先にあります。


安産、子授けの信仰がある子安観音(千手観音)

を祀っている。

子安塔からの眺望

本堂から西門までが並ぶ風景が臨める。


泰産寺(たいさんじ)


洛陽14番札所 泰産は安産と同じ意味を持つ。

子安塔を守護する寺院としてすぐ隣にあります。



音羽の滝


清水寺の開創の起源であり、寺名の由来となった滝

舞台から音羽の滝を臨む

滝前のこちらの授与所で滝の堂「不動明王」の

御朱印が頂ける

清水寺境内の主要スポットを

今回初めてくまなく回ってみました。


轟門、阿弥陀堂、奥之院などが工事中で見る

ことができなかったので、修復完成後に再度

拝観したいと思います。


以上で清水寺の御朱印後半を終了します。