葬儀中の問題 | 多系統萎縮症の父と介護する家族の奮闘記

多系統萎縮症の父と介護する家族の奮闘記

特定疾患である多系統萎縮症の一つ「線条体黒質変性症」を発病した親父の闘病とそれを介護する家族の備忘録を書いているブログです。

葬儀は概ね順調に行ったと思うのだけど、実際はトラブルもあった。

講中の中にちょっと問題のある人がいて
式場や、祀り方にクレームをつけていた。


「設備が足りないと言ってるんだけど・・・」
と講中の長に呼ばれて行ってみると
近所の問題児のおっさんが、
ソファにふんぞり返って座り、
「おい!〇〇!(僕のこと)入り口の竹は9本だろ!」


・・・何のことかさっぱりわからない。
よく聞いてみると、神道の場合、
式場の入り口に細い竹を立てるのだけど
それが9本のはずなのに7本しか無い。

そしてその竹に蓑笠(みのかさ)をつけるのに付いてない、
というようなことで怒っていたようだった。


それは葬儀屋の方で手配するものなので
「担当の方に聞いてみます」
ということで聞いてみた所、担当者いわく、
「神主の先生にもお聞きして、最近はこういうやり方に変わっていると説明したのだけど
聞き入れない」
のだそうだ。
もうこのおっさんはへそを曲げてしまって
この後の式典の時にも葬儀屋と大声で喧嘩していたらしい。


後から葬儀屋の担当者に聞いたのだけど
いくら説明しても聞き入れないし、
葬儀の最中に講中が当家の喪主を呼びつけて、
説教するなど絶対にあってはならない無礼行為が、
非常識すぎて許せなかった、と言っていた。


その後には笑い話になったのだけど
講中が権力を持ちすぎて、
中には勘違いする輩が出てくるのも仕方ないのかな。
 
まあ、父を思ってくれ過ぎるがゆえの行為だと受け取るようにしよう。