”おかげさん”の美術館より | 〜 シゲさんの「疾風勁草」ログ 〜

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2014.6.1~ReNew!

〜Photologue〜

写真一枚からの日常ログを書き綴っていきます。

それと、、、(不定期になりますが)
東日本大震災から丸三年が過ぎた今、自身で経験したボランティア活動を一枚の写真から振り返っていきたいと思います。


”おかげさん”



--- 負ける人のおかげで 勝てるんだよなぁ。





はい、


「相田みつを美術館」に行って参りました。



この、”み”の落款印。



よく見ると、、、


”み”の字がまるで道筋のようです…。



しかも、どこにも行き止まりが無く、


どこを歩んでも外に繋がっている道。



そう見える。。。



そんな意味・気持ちを感じます!





   *   *   *






さて今、


東京・有楽町にある「相田みつを美術館」では、



夏休みの企画展(~9/1)として、



 「受身 -負ける練習-」



を開催しています。





この「受身」の詩中、



 ・・・受身が身につけば達人



とあって、、、


そこが、とっても心に残る一文で。。。





そう、柔道を習う第一歩は、


投げられ方。




だから、


まず習うのは、投げられた後の「受身」の練習から。


そう、いかに安全に身を受けるか、という所作の訓練からです。




この受身・・・、


自分も、高校時代、


必修授業で散々練習させられました。




くるりと回転して、バンッという音を出しての受身。


不思議と、気持ちが良かった…と記憶しています。




普通は、、、


勝ち方とか、


点の取り方とか、


決め方とか、


などをルール上からも習うものです。




でも柔道は、まず負け方の訓練から。




勝つ人がいれば負ける人あり…、


と、考えると…、なるほど必須なこと。




そこに武道にある、勝者と敗者の対等性を学びました。




この日は好きな言葉の絵葉書を購入。




相田みつをさんは、脳卒中で突然亡くなられたそうです。


享年67歳。


売れ出したのが60歳で、、、


新しいアトリエの完成を待ちながら・・・。


#残念です。




相田さんには、他の詩でも出てくる、


 明日死ぬかもしれないから…、

 今、自分の花を咲かせよう…、


という意味を持つ詩がいくつかあります。




ご自身が、、、


この詩の通り、突然の訃報だったことがせつなく感じます。




もう一枚。



「ある日自分へ」という詩。


 ”いのちがけで

  ほしいものを

  ただ一ツに的を

  しぼって

  言ってみな”


という一文。




…これは簡単なようで、相当に難しいこと。




ましてや、”ただ一ツ”だなんて・・・、


いくら達観した人だって難しいことです。






それでも、、、


これからの人生の局面に接した都度都度、


この姿勢を思い出し、的を貫いて生きて行かねばと思いました。。。







「相田みつを美術館」入館料は800円。




入ってみると、、、


予想以上のコストパフォーマンスに満足します(^^)。




私自身も、

とっても充実した時間をすごすことが出来ました。



#感謝。



そして、”おかげさん”(^^)。



-END-


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