”おかげさん”
--- 負ける人のおかげで 勝てるんだよなぁ。
はい、
「相田みつを美術館」に行って参りました。
この、”み”の落款印。
よく見ると、、、
”み”の字がまるで道筋のようです…。
しかも、どこにも行き止まりが無く、
どこを歩んでも外に繋がっている道。
そう見える。。。
そんな意味・気持ちを感じます!
* * *
さて今、
東京・有楽町にある「相田みつを美術館」では、
夏休みの企画展(~9/1)として、
「受身 -負ける練習-」
を開催しています。
この「受身」の詩中、
・・・受身が身につけば達人
とあって、、、
そこが、とっても心に残る一文で。。。
そう、柔道を習う第一歩は、
投げられ方。
だから、
まず習うのは、投げられた後の「受身」の練習から。
そう、いかに安全に身を受けるか、という所作の訓練からです。
この受身・・・、
自分も、高校時代、
必修授業で散々練習させられました。
くるりと回転して、バンッという音を出しての受身。
不思議と、気持ちが良かった…と記憶しています。
普通は、、、
勝ち方とか、
点の取り方とか、
決め方とか、
などをルール上からも習うものです。
でも柔道は、まず負け方の訓練から。
勝つ人がいれば負ける人あり…、
と、考えると…、なるほど必須なこと。
そこに武道にある、勝者と敗者の対等性を学びました。
この日は好きな言葉の絵葉書を購入。
相田みつをさんは、脳卒中で突然亡くなられたそうです。
享年67歳。
売れ出したのが60歳で、、、
新しいアトリエの完成を待ちながら・・・。
#残念です。
相田さんには、他の詩でも出てくる、
明日死ぬかもしれないから…、
今、自分の花を咲かせよう…、
という意味を持つ詩がいくつかあります。
ご自身が、、、
この詩の通り、突然の訃報だったことがせつなく感じます。
もう一枚。
「ある日自分へ」という詩。
”いのちがけで
ほしいものを
ただ一ツに的を
しぼって
言ってみな”
という一文。
…これは簡単なようで、相当に難しいこと。
ましてや、”ただ一ツ”だなんて・・・、
いくら達観した人だって難しいことです。
それでも、、、
これからの人生の局面に接した都度都度、
この姿勢を思い出し、的を貫いて生きて行かねばと思いました。。。
「相田みつを美術館」入館料は800円。
入ってみると、、、
予想以上のコストパフォーマンスに満足します(^^)。
私自身も、
とっても充実した時間をすごすことが出来ました。
#感謝。
そして、”おかげさん”(^^)。
-END-
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