最近思うこと | ニシナリさんのブログ

最近思うこと

最近、尖閣諸島(沖縄県石垣市)を東京都の石原都知事が買うと言う話しが話題になっていますね。

産経新聞の調査によると東京都民の9割が賛成しているとか?
東京都民からは、早くも尖閣諸島購入のための寄付金が東京都庁に寄せられているようですね。
正式な受付は、まだ始まっていないようですが・・・。

これは、最近の中国の露骨な覇権主義と民主党政府の酷い外交政策を見て危機感を募らせている方が多いと言うことの表れですね。

一昨年の尖閣諸島漁船体当たり事件後の日本政府の対応を見て、中国に「日本は押せば引く」と完全にナメられてしまいました。

先般、韓国が違法操業した中国漁船に乗り込んだ韓国人海洋警察官を刺殺した中国船員を中国の圧力に屈せず、しっかりと韓国の刑法で裁いたのとは大違いですね。

尖閣諸島付近海域は、40年前に地下資源埋蔵の可能性が指摘され、それ以来中国が領土権を主張し始めました。

一部に中国と共同統治したらどうかと言うアホなことを主張する方もいるようですが、今、中国の識者の間で言われていることは、尖閣諸島は、既に議論の余地は無く中国領で、これから日本に要求していかねばならないことは、琉球(沖縄)の中国返還だと言うことです。

沖縄は、かつて琉球国と言う独立国でしたが、江戸時代、薩摩藩の支配を受け、一方で中国には朝貢すると言う二重体制を取って来ました。

そして明治に入り、日本政府は琉球国を解体して琉球藩とし、廃藩置県後は沖縄県を設置しました。

日本が琉球を自国に編入したことや、アメリカが戦後日本に琉球を返還したことは国際法上違法で、日本は琉球を中国に返還すべきだと主張しています。

「沖縄は日本じゃない!」

昨今の東シナ海での中国の動きを見ていると中国がそう思っていることが良くわかりますね・・・。

我々は、尖閣諸島問題の先にある中国の沖縄領有の野心があることを認識しておく必要がありますね。

そんな中で、日中国交回復後の外務省は一貫してチャイナスクールと言われる親中国派が大きな勢力を持ち、民主党政権を支える旧社会党系議員や日教組、自治労は親中国派が多いです。

彼らは、一体、どこまで中国に譲るつもり何でしょうか?

中国は、遅れて来た帝国主義国です。
そのため、言論を統制し、歪んだ愛国教育を国民に施し、政治、経済、色々な面で道理に外れた強権を発揮しています。

ただ、そのような中国でも我々の隣人である限り、これからも近所付き合いをして行かねばなりません。

どんな付き合いをして行くべきか・・・?

もし、識者筋が言うように中国と対等に友人付き合いをして行くと言うのなら、中国に対して譲れないところは、はっきりと主張して行かねばなりません。

学校のクラスメ-トで、こちらの顔色ばかり窺い、声高にモノを言ったら何でも引き下がるような人を果たして友人と思うでしょうか?

今回の石原都知事による尖閣諸島購入計画は、中国の顔色ばかり窺って何も出来ない民主党政府に突き付けられた刃だと思います。

政治主導と言いながら、財務省の言いなりになって、わざわざ不景気な時に消費税を引き上げようとし、外務省のチャイナスク-ルの言う通りに腫れものに触るように中国と接する民主党政府。

そう言えば対中対策の要とも言うべき日米安保にヒビを入れたのは、民主党の初代総理でしたね。
この間もイランへ勝手に行って、世界中からモノ笑いのタネにされたようですが・・・。

もう、民主党に何も出来ないと非難はしないから、何もしないでこのまま退場してくれと思うのは私だけでしょうか?(苦笑)