愛すれど心さびしく ワーナー(68~69) ロバート・エリス・ミラー
                         アラン・アーキン
                         ソンドラ・ロック
                           

映画はぜ~んぜん詳しくないけど、今日は昔の映画の話を

思い出しました。


主役は聾唖者。

唯一のともだちは、精神障害のケーキ大好き太っちょくん。

唯一の友だちの彼は、ケーキ屋のショーケースを割り、

ケーキを食べているところを警察につかまり、精神病院へ

入れられてしまう。その後、死んでしまう。

傷心の彼は、寂しくて寂しくて、下宿の女の子に

プレゼントのレコードを持っていく。

ちょうどその時、彼女は彼氏とけんかの真っ最中で、

プレゼントを持ってきた彼を追い返してしまう。

その直後、希望を失った彼は部屋でピストル自殺をした。


小学校か中学校のころ、深夜のテレビで偶然見たのですが、

いまだに忘れられない。

その後、精神障害の人と仕事をすることになり、

やめてしまったけど、最近この映画の結末がすごい

気になるのです。

彼女と同じ事を自分もたくさんやってきたなと。

たとえ彼氏とけんかして、いらいらしてても相手の立場は

理解して話を聞くべきだったんや。

そのあと、

「ありがとう、でもね、わたし今彼氏とけんかしてて

いらいらしてんねん。なんかゆっくり話せへんねん

ごめんね」

「してんねん」とは言わんやろけど、こんな感じで素直に

話せたら、アラン・アーキンは自殺しなかった。

いや、夫婦も子どもも会社もみんなおんなじや。

相手の話は聞かな。でもそのあと自分の状況を説明する。

「でけへんことは、でけへん。でも、ごめんな」

ちょっとの思いで、すべてが変わるんや。

この映画は一生忘れられない。