ブログネタ:最近読んだ本 参加中
マサオ「松嶋×町山 未公開映画を観るTV」っていう番組が大好きでいつも録画して見てるんです。
この番組は日本では公開されてないような(ドキュメンタリーといえばマイケル・ムーアが有名ですがもっともっとマイナーで驚きの内容の)USの様々なドキュメンタリーを取り上げてるんですが、いやーすごく面白い。
そのドキュメンタリーを流すとともに、番組では映画評論家の町山さんの解説とオセロの松嶋さんのかけあいがあるんですが、その解説が非常に分かり易くてそのもっとそのドキュメンタリーを深く知ることが出来るわけです。
で、今同番組名でそのドキュメンタリーはDVDも発売され、レンタルもされてるんですがその町山さんの解説が入ってないんですよねー。
なので、本を読んでからそのドキュメンタリーをレンタルしてみるっつーのがマサオ的にベストな訳です。
長くなりましたが、そんな町山さんの著作の「アメリカ人の半分はニューヨークの場所を知らない」
これを最近読みました。
ブッシュ政権の末期の頃に書かれてるのでちょっと古いんですが、いやーそれでも面白かったですよ。
キリスト教福音派の中でも原理主義の方々のおっそろしいこと。
DVDでもレンタル中の「Jesus camp」を観るとちょっと垣間見えるよ。
そんなちょっといっちゃってるんじゃ…的な人たちがアメリカの政治を動かしちゃうんだからね!
というか、動かせちゃうぐらいの人数が居るって時点で驚きですよ。
この本ではブッシュがいかに能無しか(そしてチェイニー副大統領の黒幕っぷりも)についてかなり書かれてるんですが、その当時の我が国の総理も随分仲良しでしたよね・・・。
ブッシュが引き起こしたイラク戦争&サブプライムローンによって折角クリントンで黒字にしたのに一気に未曾有の大赤字。
アメリカの自由経済の結果の医療保険、年金問題によって広がる末期の格差社会。
読めば読むほどくれるって言われてもGCはいらんな。と思わせる内容でした。
まぁ鵜呑みにはできないこともあるでしょうけどね。
NYで起こった大規模なデモもこりゃ納得の内容です。
大体、医療費も年金も民間保険委託か運用で全て自己責任。
数パーセントの超億万長者以外はど貧乏で、医療費も馬鹿高くて満足な治療も受けられないんだから。
ついでにこの本が出版されてから、オバマ大統領になったわけですがサブプライム以上の大問題のギリシャ危機によってさらに世界で金融危機に陥ってますねー。
(でも当のギリシャでのインタビュー見てると「お前ら…もう国家で破産しやがれ!」「EU加盟国…可哀想に」としか思えない・・・。でも対岸の火事では居られないよね!)
で、瀕死のアメリカ経済をどうにかしようとオバマさんTPPに日本を入れようと脅したりすかしたり必死。
先日、アメリカが公的医療についても自由化しろという条項を盛り込んでいたことを政府が隠してたことが発覚しましたね。
ゆくゆく大金持ちしか満足な医療を受けられない、もしくは年金撤廃全部勝手に運用しやがれなんていう事態になりませんように。
TPPに参加してるオーストラリアのように、公的保険については突っぱねられれば良いんですけど日本に果たしてそんな芸当ができるのですかね。
でもまぁTPP参加は野田総理のもと決定するんでしょうね。経団連万歳ですね、野田さん。
ついでに、今から参加表明したって(するんですけど)日本はルール作りには参加できないんですって。
日本に有利な条項は全く盛り込まれずにただカモられるんだろうね。ドジョウがネギしょって行きますんでどうぞよろしくってことですか・・・。
http://www.tokyo-np.co.jp/s/article/2011110290070328.html
因みに韓国もFTA発行で自動車の関税は対米は即時10%撤廃したのにアメリカは現行のまま関税かけるっていう条件飲まされました。カワイソス。
日本もまぁ遠からずこうなるんでしょう。不平等条約って…あれですね、歴史の日米修好通商条約でしたっけ?なんだかそれを思い出してしまいますね。あれ、涙が・・・。
まぁそんな訳で、色んな話に飛び火してまとまりなく話を終えるのはおばさんの証拠!
分かっちゃいるがやめられない。
とにかく、この本面白かったです。
とは言ってもマサオアメリカ的なものは好きなんだけどね!住みたくないけどね!